米のロシア制裁、サハリン2に「影響生じない」 経産相

武藤容治経済産業相は22日の閣議後の記者会見で、米財務省がロシアの大手銀行ガスプロムバンクなど複数の金融機関を新たに制裁対象に加えると発表したことに言及した。日本企業が関わる石油・天然ガス開発事業「サハリン2」の資金決済は例外とされたことを受け、「サハリンプロジェクトに影響が生じるものではない」と話した。
米財務省によると、サハリンプロジェクトに関する例外措置は2025年6月までとなる。武藤氏は6月以降の対応を問われ「主要7カ国(G7)各国に日本のエネルギー安全保障におけるプロジェクトの重要性を丁寧に説明し、日本への供給量の安定的な確保に支障をきたさないよう万全を期す」と述べた。
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