安楽死、認めるべきでない 最善を模索する医療福祉を
コラム「向き合う」 東京メディカルラボ代表・医師、竹田主子さん④
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2012年にALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症して4年後に人工呼吸器を付けた私は21年から国際医療福祉大学医学部の非常勤講師を務めている。22年からは京都大学大学院の学生にもなって東京に住みながらリモートで研究活動をしている。
ALS患者は医師による自殺ほう助や自発的な積極的安楽死に関する議論で重要な役割を担ってきた。19年には主治医ではない医師が患者の依頼で薬物を投与して死亡させる嘱託殺人事件...