「H3」ロケット4号機、11月2日に打ち上げへ JAXA発表

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は30日、大型基幹ロケット「H3」4号機を11月2日に打ち上げると発表した。当初は10月20日の打ち上げを予定していたが、悪天候や機体の点検作業で不具合が見つかった影響などで3度延期していた。防衛省が運用する通信衛星「きらめき3号」を搭載する。
H3の4号機は種子島宇宙センター(鹿児島県)から11月2日の午後3時46分〜午後5時30分の間に打ち上げる。予備期間として11月3日〜30日を設定する。
H3はJAXAと三菱重工業が共同開発した。初号機は23年3月に地球観測衛星「だいち3号」を載せて打ち上げられたが失敗した。原因究明と再発防止の対策を施し、24年2月に2号機の打ち上げに成功した。7月の3号機では地球観測衛星「だいち4号」を宇宙空間の軌道に投入し、本格的な実用段階に入った。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)が手掛ける大型ロケット「H2A」や新型ロケット「H3」、イーロン・マスク氏が率いるスペースXなど、世界中で官民が宇宙開発競争を繰り広げています。ロケット開発や実験、衛星など最新ニュースをまとめました。
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