九州・沖縄20地銀、預金1.4%増 金利上昇で獲得競争
地域金融のいま
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九州・沖縄の地銀で預金の獲得競争が激しくなっている。地銀20行の2024年6月末時点の預金残高は64兆2713億円と、前年比1.4%増えた。日銀は3月にマイナス金利政策を解除、7月末にも政策金利を0.25%に引き上げた。金利の復活で利ざや改善による収益の押し上げが期待されるなか、その原資となる預金の重要性が増している。
「預金の獲得とはいわば『仕入れ力』だ。その力がなければ銀行とはいえない」。九州フィナンシャルグループ