九州経済同友会、代表委員に岩元氏 青柳氏は続投

九州経済同友会(福岡市)は11日、福岡市内で代表幹事会を開き、新たな代表委員に鹿児島経済同友会の岩元文雄代表幹事(カクイックスウィング社長)を選出した。青柳俊彦代表委員(福岡経済同友会代表幹事、JR九州会長)は続投する。任期は1年で、青柳氏は4期目となる。
併せて2024年度の活動方針も決定した。労働人口が減少するなかで企業経営や人材育成がどうあるべきかを議論する。九州が抱える有人国境離島地域の重要性が高まっていることを受けて離島振興策についても検討する。これに加えて人口減・少子化対策の継続的な実践を掲げた。
青柳代表委員は11日の記者会見で「人口減の社会で企業人、経済人として何をなすべきか問い直す1年にしたい。賃金や人材育成など課題も突きつけられており、実践に重きをおいて活動していく」と述べた。
九州経済同友会大会は11月28〜29日に鹿児島市内で開く。岩元代表委員は「企業と九州の発展戦略について議論する。大会を実りあるものにしたい」と話した。
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