東京ガス・笹山晋一社長の本棚 先人の経験を生かす
リーダーの本棚
[会員限定記事]
岡山県倉敷市で育った少年時代から読書に親しんできた。
小学5年生の時、誕生日に同級生から文庫本をプレゼントされました。井上ひさしの「ブンとフン」で、売れない小説家が創作した大泥棒が現実世界を混乱に陥れる、風刺性の強いユーモア小説です。大人びた本で驚きましたが、もらった相手は漫才師で元参院議員の水道橋博士君。すごい読書家でした。以来、読書の幅が広がりました。
高校時代に『宮本武蔵』を手にしました。...
企業の経営者や政治家、研究者など日本のリーダーたちが感銘を受けた書籍と読書術について、経験を踏まえて紹介します。