生成AIによる著作権侵害 法解釈から探る「共存の道」
編集委員 瀬川奈都子
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文化審議会の法制度小委員会は3月中旬、人工知能(AI)がもたらす著作権法上の懸念に応えるための法解釈のまとめを著作権分科会に報告する。AIによる作品の学習や生成が著作権侵害となる場合について、現時点での識者見解を示す。ただ、技術開発に過度な萎縮や楽観を生まないよう、法解釈の内容や位置づけをよく理解したうえで活用すべきだ。
「ただし書き」の範囲の明確化
2月29日に最終回を迎えた小委での議論は、日...