北関東の9月求人倍率、茨城・栃木で上昇 群馬は横ばい
北関東3県の労働局が29日発表した9月の有効求人倍率(季節調整値)は、茨城が前月比0.03ポイント上昇の1.34倍、栃木が0.01ポイント上昇の1.15倍だった。群馬は横ばいの1.32倍だった。
3県とも主要産業の新規求人数は長期的に減少傾向で茨城は5カ月連続、栃木は2カ月連続で前年同月を下回ったが、群馬は1.3%増と16カ月ぶりに増えた。群馬労働局は「一部の業種は業績回復により求人が増えてきたが、まだマイナスの業種もある。全体的な傾向として景気回復してきたとはまだ判断できない」と分析する。