開局45年のテレビ埼玉、酒店とジン開発 45種の植物使用

テレビ埼玉(さいたま市、テレ玉)は酒類の業務用卸などを手がけるマツザキ(埼玉県川越市)と共同でオリジナルのクラフトジンを開発した。開局45周年にちなみ、県産の45種類のボタニカル(植物)を調和させ、華やかな香りとした。11月3日に発売し、マツザキの酒販店、テレ玉のオンラインショップなどで取り扱う。
クラフトジン「TOGETAMAKUN(トゲタマクン)」は、テレ玉のアプリを通じて329件の応募の中からネーミングを決定した。価格は700ミリリットルが6450円、200ミリリットルが2450円で、合わせて240本を限定販売する。

県内で生産が活発なサツマイモやネギ、伝統野菜「のらぼう菜」、ユズやイチゴなどの果物も使用した。マツザキの松崎裕大社長は「難しいチャレンジではあったが、つくりながら調整し、きれいな仕上がりになった」と振り返る。個々の材料を際立たせており「地元の食材を探し当てた時の驚きや発見を感じてほしい」と話した。
28日にはテレ玉の川原泰博社長らが県庁を訪れ、大野元裕知事に商品を報告した。開発の経緯やおすすめの飲み方などを説明。大野氏は「口に含むとほんのり甘みも感じられる」と感想を語った。
テレ玉は開局45周年事業を相次ぎ展開している。クラフトジンの製造販売に加え、11月8〜12日には池袋パルコ(東京・豊島)で同社のバラエティー番組にちなんだポップアップストア(期間限定店)を開催。埼玉の「玄関口」の池袋でも同局をPRする。