秋田・能代地区の農林水産団体が協定 地域活性化へ連携

秋田県内の農林水産業の団体が連携を強化している。農林中央金庫秋田支店と白神森林組合(秋田県能代市)、あきた白神農業協同組合(同)、秋田県漁業協同組合が連携協定を結んだ。組織の枠を超え共同で地域の活性化を目指す。
4団体は農林中金秋田支店をハブに、これまで定期的に話し合いの場を設けてきた。県北の能代地区は世界自然遺産の白神山地など豊かな自然環境がある。連携して森林資源を生かし、脱炭素の取り組みを共同で進める考えだ。
県内では7月、農林中金秋田支店と秋田しんせい農業協同組合(秋田県由利本荘市)、秋田県漁業協同組合、本荘由利森林組合(同)が連携協定を結んだ。
将来、第1次産業を担う人材確保に向け、生産者らが地域の小中学校を訪ね授業を担当したほか、農村に宿泊する農業体験に木工、漁業の体験も組み合わせたグリーンツーリズムも計画している。
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