高知よさこい祭り、人出2割減87万人 巨大地震注意響く

高知市のよさこい祭りを主催するよさこい祭振興会は、8月9〜12日の人出が延べ約87万人だったと発表した。台風の影響を受けた2023年の約107万人より約2割減った。8月8日夜に発表された南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が響いたとみられる。
スマートフォンの位置情報を基に推計した。巨大地震注意を受け、振興会は避難場所や避難ルートの周知などの対策を講じ、開催を決めた。当初188チームが参加する予定だったが、直前に4チームが辞退した。踊り子は約1万7000人だった。
71回目となった今年は日程が週末と祝日に重なり、昨年以上の観客が予想されていた。県旅館ホテル生活衛生同業組合(高知市)によると、9〜18日の10日間に少なくとも1万2449人が宿泊の予約をキャンセルしたことが分かっている。