三浦工業、設備投資18%増 今期、アジア開拓を加速
ボイラー大手、三浦工業の高橋祐二社長は15日の2014年3月期の決算発表会見で、今期の設備投資額は前期比18%増の60億円とする計画を明らかにした。海外は台湾でボイラーの新工場建設を進めており、15年3月の稼働予定。高橋社長は「インドネシアは(現状の)1つの工場では足りない」と述べ、アジア市場の開拓を加速する方針を示した。
台湾の新工場は現工場の約2倍の規模で、台湾の食品業界や電子機器業界に、省エネ型ボイラーを売り込む。国内も設備投資を予定しており、ボイラー部品の増産などを計画しているという。
高橋社長は海外展開について「ある程度の販売が見込めれば、その国に工場をつくる方針だ」と述べた。北米から現在は輸出している南米などが候補地となりそうだ。
同社の15年3月期の連結売上高は、引き続き海外販売が好調で、前期比5%増の900億円を見込む。純利益は3%増の65億円を見込んでいる。
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