国家戦略特区創設へ9月に検討会議 投資減税など
甘利明経済財政・再生相は9日午後、都内で街頭演説し、政府の成長戦略の柱となる「国家戦略特区」に関し、安倍晋三首相をトップとする会議を9月に創設し、投資減税や規制改革など具体的な制度設計を検討する考えを示した。「今までの特区は地域振興だ。これから選ぶ特区は日本全体をけん引してくれるようなエネルギーを持つものにしていく」と訴えた。
国家戦略特区は大都市で本格的な規制緩和を進めるなど、民間投資を呼び込んで国際競争力の向上を目指す成長戦略の目玉政策。甘利氏は具体的な候補地について「東京も有力候補の1つ」と表明した。
不安定な動きが続く日経平均株価に関しては「ここ何日間か、市場は弱気になっている。しかし成長戦略が何たるかを正しく市場が理解すれば、上げ市場に変わっていくはずだ」と強調した。