袴田氏冤罪事件に関する政府とメディアの姿勢を示す一例
先日の党首討論会で、袴田氏冤罪事件に関して、石石皮がコメントを求められた場面。
石石皮「袴田さんの事件が―捏造であったのかどうかについてはいろんな議論がある」[1]
この回答をNHKは以下のように報道している。
NHK報道「袴田さんの事件が証拠の捏造であったのかどうかはいろいろな議論がある」[2]
一方、日経の報道[3]は以下の通り(他社の報道も概ね同様)。
判決は検察側の主張を全面的に退け、確定した裁判で有罪の決め手とされた
5点の衣類を含む3つの証拠を捜査機関による捏造(ねつぞう)と糾弾した。
当時の捜査の検証が避けられない情勢だ。
[1] https://www.youtube.com/watch?v=-lSlXJHeDUM (2:07:35あたり)
[2] 袴田巌さん無罪確定 石石皮首相 “政府として一定の責任”- NHK(2024/10/12)
[3] 袴田さん再審無罪 「犯行着衣は捏造」異例の捜査糾弾 - 日経(2024/9/26)
[1]における発言に続いて、石石皮は捏造の事実を認めないながらも、
「政府として一定の責任は感じなければならない」としていることから、
単に政府として責任逃れをするための発言ではなかったと言える。
しかし、「証拠の」捏造については[3]ですでに示されていることから、
石石皮発言は、関連報道を見ていなかった or 捏造の事実は隠したい・注目されたくない
という姿勢が示されたものと言えそうである。
なお、[1]の発言では「証拠の」捏造とは言い切っていないことから、
「私は証拠の捏造を意図したわけではない」という言い逃れが可能である。
[2]では「証拠の捏造」と言い切っており、石石皮発言がはっきりと誤りで
あったという印象を持たせる「誤報」になっている。
証拠以外で何の捏造であれば意味が通るのかは謎だが。
[1]では実際は「捏造」の前に「ホント」(フィラー)が挟まっているが、
どう聞いても「証拠の」には聞こえない。
政権の完全には責任を認めないという姿勢、
および、NHK報道の質の低下が気になるところである。
石石皮「袴田さんの事件が―捏造であったのかどうかについてはいろんな議論がある」[1]
この回答をNHKは以下のように報道している。
NHK報道「袴田さんの事件が証拠の捏造であったのかどうかはいろいろな議論がある」[2]
一方、日経の報道[3]は以下の通り(他社の報道も概ね同様)。
判決は検察側の主張を全面的に退け、確定した裁判で有罪の決め手とされた
5点の衣類を含む3つの証拠を捜査機関による捏造(ねつぞう)と糾弾した。
当時の捜査の検証が避けられない情勢だ。
[1] https://www.youtube.com/watch?v=-lSlXJHeDUM (2:07:35あたり)
[2] 袴田巌さん無罪確定 石石皮首相 “政府として一定の責任”- NHK(2024/10/12)
[3] 袴田さん再審無罪 「犯行着衣は捏造」異例の捜査糾弾 - 日経(2024/9/26)
[1]における発言に続いて、石石皮は捏造の事実を認めないながらも、
「政府として一定の責任は感じなければならない」としていることから、
単に政府として責任逃れをするための発言ではなかったと言える。
しかし、「証拠の」捏造については[3]ですでに示されていることから、
石石皮発言は、関連報道を見ていなかった or 捏造の事実は隠したい・注目されたくない
という姿勢が示されたものと言えそうである。
なお、[1]の発言では「証拠の」捏造とは言い切っていないことから、
「私は証拠の捏造を意図したわけではない」という言い逃れが可能である。
[2]では「証拠の捏造」と言い切っており、石石皮発言がはっきりと誤りで
あったという印象を持たせる「誤報」になっている。
証拠以外で何の捏造であれば意味が通るのかは謎だが。
[1]では実際は「捏造」の前に「ホント」(フィラー)が挟まっているが、
どう聞いても「証拠の」には聞こえない。
政権の完全には責任を認めないという姿勢、
および、NHK報道の質の低下が気になるところである。
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