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より高度な言論のために ― 国旗損壊罰則規定の例から

国旗損壊の処罰規定について、自由と民主主義を守る立場から反対する - 三春充希氏Note (2021/01/27)
https://note.com/miraisyakai/n/nc09923973ca9

自民党議員の一部が国旗損壊に関する罰則規定を
刑法に盛り込むべく動いているようです。
私としては、この改正には反対なのですが、
反対理由をロジカルに説明するには…と
思っていたところ、クリアに説明してくださっている
記事がありました(上記リンク先)。

三春氏の記事では、提案者の説明の内容、
刑法の条文、関連する他国の法的判断を参照し、
他国国旗損壊に対する刑罰は外交上の問題であるが、
自国国旗損壊に対する刑罰は強権的な統治や言論の抑圧に
関わる旨、それが民主主義を守るために大切である旨、
クリアに説明されています。

私が初め関連のニュースを見た時に思ったのは以下のことでした。

・「日本を侮辱する目的で」の部分が恣意的な運用をされる可能性が高い。
・行き過ぎた懲罰である可能性が高い(=ふわっとした否定)。
・(まあ、自分が国旗を燃やす場面は想定しづらいけど…)(=私的な事情)

自分で考えたことをそのまま公表して反対することに意味がないわけではないにせよ、
公的な文脈で捉えられるか、問題を明確に示せるかはやはり重要。

今回のことで、自分の考えを広く公的に通用する意見に格上げするには、
現行の法律の条文や関連する事例、それらの背景にある考え方などに
関する知識がないとダメだということを認識しました。

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咳をする時だけマスクを外すヤツ

咳・くしゃみをしてる人を見かけたら、
基本的には(心の中で)"Bless you."となるところですが…
(日本語ではお大事にとか、なかなか言わないですよね...)

咳をするときマスク外す人にイラッ... 「それ意味ある?」周囲の不満描いたマンガに共感 (2020/04/08)
https://j-town.net/tokyo/column/allprefcolumn/303853.html

つい先程、咳をする時だけマスクを外す人間を見かけました…。

コロナ禍におけるマスクの適切な着用は、
他人に対する敬意や、他人を尊重することの表明。
逆の表明をしないように気を付けたいものです。

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科学と仮説と当事者性

以前にも言っていましたが、私は神も仏も信じません。
信じるのは科学のみです。

ただし、「科学」と「科学者の発言」が同じでないことに
気を付ける必要があります。

科学が明らかにしてきたことは、
世の中の一部でしかない。

また、科学がこれまでに明らかにしてきたことも絶対ではない。
もしかすると間違いがあるかもしれません。
とは言え、素人がテキトーに考えた結果より、
科学的に明らかにされていることのほうが信頼できるのは当たり前です。
権威を疑うがあまり、正当に得られた科学の成果を蔑ろにする愚には走りたくないものです。


そういうところまで織り込んだ上で、
科学の上に立脚して判断していくことが大切だと考えています。

間違えているかもしれないところは
間違えている可能性も加味した上で考える。

わかっていないことについては、
わかっていないものとして考える。
この場合は、極端に一つの仮説に依拠しすぎるのは危険、
ということになるでしょう。

わかっていないこと、未来のことについて、
有力な仮説とそうでない仮説があって、
それぞれの仮説について吟味して、
より有力なものに寄せた対策を採ることも大切でしょう。

ある仮説があったときに、それを前提としないのであれば、
仮説が真にならない根拠を示さなければならない。
それをすること無しに、仮説について検討すらしないというのは、
「反・科学的」な振る舞いと言えるでしょう。

私のスタンスは、科学主義というより、
事実主義と言い換えたほうが分かりやすいかもしれません。

科学的真実は、
論理的に正しいことを“証明”するか、
実際にそれが発生することを“観察”することによって
示されます。

様々な社会の問題に関して、仮説を事実に変えるのは、
生身の人間の体験、
つまり、それが発生していることを観察することです。

だからこそ、
「私はXXに関して困っている」
「私はXXという問題を抱えている」
という問題当事者の声が大事になる。

何が正しいかは科学をもってしても、見極めるのが困難。
だけど、自分が抱えている問題、
目の前の人が抱えている問題は、
今ここにあることがわかっているのだから、
それを大切にした社会になること、
そのような政治が行われると良いと思っています。

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コロナ宿泊療養における食事の問題

Twitterで最近時々見かけて気になっているのが、
コロナ宿泊療養で出される食事。

場所によってクオリティは変わるものの、
実際に写真を見る限りでは、
圧倒的野菜不足の場合もあるようです。

ただでさえストレスの溜まる状態に置かれるのに、
ビタミン不足では・・・

ただ、どこでどういう状況になっているのか、
調べてみても情報がほとんど出てこないのが現状。

都道府県単位での宿泊療養者の待遇水準保証を
お願いしたいところですが…。

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「老害」と言うのはやめよう

ここ数日、二○氏や麻○氏を老害と呼ぶツイートが乱舞しているようです。
自分の過去の過ちを蒸し返されているようで、
ムズムズしておりますが、
とにかく、みなさん、ちょっと落ち着きましょ。

・人間に対する敬意を

何よりも、コレなんですよね。
相対的に善い人間、悪い人間はいるものですが、
どんな人間でも、侮蔑の対象にするべきではない。
当然、賞賛せよとは言わないし、
批判すべきは批判すべきなんですが、
政敵にも最低限の敬意を。

・汚い言葉を使うと自身にマイナスになる

辞書で老害の意味を調べると、
そこまで汚い言葉だという印象は受けない書き方を
しているものが多いですが、実際のところ、
ア○、バ○、マ○○と言うのと同じで、
完全な侮蔑語として使われてますよね。
汚い言葉を使うと、自身の発信の価値や
メンタル面でもマイナスです。
こういう言葉を使いそうになったら、(スマホやPCから離れて)深呼吸 ^^

・正しい批判を

老害は高齢の人物に対して使う言葉で、
今回のように、強権的な政治的振る舞いと紐付いた時に
使われることが多いですが、
問題は政治家の年齢ではないんですよね。

彼らの振る舞いの問題を的確に突く言葉を使ったほうが、
共感を得られると思います。
一方的に叩くような言葉を使うと、反作用も大きいですからね...。

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広がるヘイト汚染

近親者が中韓ヘイト発言を始めたらどうすれば良いのか?

以前からそういった雰囲気はあったので、
そのたびにたしなめてはいたのですが、
明らかに許容限度を越えてきた場合…。

信頼関係が音を立てて崩れていく。
旧民主系支持のはずなので、一線を越えることはないだろうと思ってたんですけどね...。

「みっともないからやめなさい」が一番すぐに思いつく言葉だけど、
それを言ってどうにかなるとも思えない。

私には中韓出身の知り合いもいるわけで、
ヘイト発言の内容がいかにありえないかは明白。

ヘイトの対象は、直接的には私に向いていないが、
彼らと付き合いのある自分を否定されているように感じる。

もしかすると、向こうは彼らを警戒せよという
「善意」で喋っているつもりなのかもしれない。
そうだとすると、自分が反論しても、火に油を注ぐことになりかねない。

自分の目指す社会が、自分の近くでこそ実現されない現実。
怨憎会苦に求不得苦。
人生そんなものなんでしょう。

社会がまともな方向に変われば、
それを受けて個人の心も変わり、ヘイトが収まる可能性も高いでしょうが、
一方で、その社会を作っているのは個々人なので、
社会を変えるためには個人を変えないといけない。

他人の環境からテレビや広告やその手の本を排除できるわけでもないし、
ヘイト汚染を防ぐのは想像以上に難しい、と…。

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積極財政についての考察

昨日は、積極財政派の方への質問を投げかけてみました。
今日は、自分で自分の質問に答えてみます。

一時期、積極財政政策を採る
→ 消費が増え、景気が良くなる
→ 企業による投資が増える
= 増税に頼らずとも、「金持ち」の支出も相応に増える
→ お金周りが良くなる
→ みんながHappy
→ 積極財政から、ニュートラルな状態に収束することも可能

ということなのだと思います。
(これを見て、なーんだ、山本太郎の言っていたことそのままじゃん、
って思いました(苦笑))

「みんながHappy」の部分では、
別に貧富の差が埋まるということは想定していませんが、
生活に困るほどの貧困にあえぐ人が減ることになるとは思います。

実際にこの通りうまくいくのかは分かりませんが、
よくよく考えると、(失礼な意味ではなく)全然大した事はしてないんですよね。
現状の経済・金融システムを大転換するようなことは全然ない。
(円安要因にはなるかも? なので、国際協調は必要なのかもしれないですが、
コロナ禍という緊急事態で、他国も実施しているわけですからねぇ…。)

あまりにも景気が悪すぎるので、それを良くするきっかけとして
お金を配ろうと言っているだけのことで…。
(現に10万円以上配布されてみて、大したことがないことが
実証された今なら、ますますそう感じますね。)

おっと、昨日の質問は、金余りによる弊害についてでした。
自分なりの答えとしては、「弊害はある」ですね。
積極財政が現状のシステムを変えるわけではないわけですから。
貧富の差を埋め、異常に膨れ上がった金融資産を収縮させるためには
課税の併用も必要、ということになるのだと思います。

積極財政? 今、この状況なら、やればいいじゃん。
ただし、課税も適切に検討を。
と思えますが、いかがでしょうか。

私は浅学ですので、誤りがあればご指摘下さいm__m

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経済・金融の初心者から積極財政派の方への質問

政治、そしてコロナの影響で困窮する人々。
その人たちを救うために積極財政のスタンスを取ること自体、
悪いことではないと思います。
要するに、政府は「金を刷れ、皆に配れ」ですね。

ただ、気になるのは、「その後」のことです。

国の借金が増えて、後世に借金のツケを回すことになる――
のではなく、
刷られたお金がどこに行くのかというお話です。

今の経済システムそのままでお金を刷ると、
消費に使われた後、
いわゆる金持ち(資本家・大企業等)のところに
お金が集まることになるため、
貧富の差が拡大する一方であることが懸念されます。

金融経済と実体経済の関連で言えば、
実体経済に流したお金がすぐに金融経済の方に
吸収されてしまうので、お金を擦り続けなければならない。

で、金融経済の方で余りに余ったお金が
実態に見合わない株価上昇を引き起こしているのが現状。
金融経済と実体経済の両側面を持つと言われる
不動産市場でも高騰が指摘されています。

この金余りが他に問題を引き起こすことはないのでしょうか。
大企業が、余ったお金で、より小さな企業や個人の事業を買収したり…。
要は、金持ちが、より好き勝手に世の中を動かすようになるのでは?

(明日はこれに関して自問自答した結果を書きます。)

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プロフィール

TKR

Author:TKR
社会問題について興味を持ってしまった元フリーゲーム作家。
いわゆる無党派層。
亡国から救国へ。自国維公による暴政をやめて、ちゃんとした社会を創造る(ツクる)べく、いろいろ考えています。


記事は基本的に予約投稿ですので、数日〜数週間のタイムラグがあります。ご了承ください。

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