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【署名】「稼げる大学法案」に反対します

国立大法人法改悪反対については本ブログでも何度か取り上げてきましたが、
以下に最新の署名がありましたので、ご紹介します。

大学の自治に死刑を宣告する国立大学法人法「改正」案の廃案を求めます ―「稼げる大学」への変質を求める大学政策の根本的転換を! - change.org

稼げることを目指すと、本来の学問は成立しません。
あるべき人間社会へと導く役割を持つはずの
大学がその本来の機能を発揮できないように
縛りをかけるような法改正には反対せざるを得ません。

テーマ : 日本を憂う
ジャンル : 政治・経済

大学の魔改造を狙う自民

自民党で、大学の在り方を変える法律案の審議が進められている。

以下はすでに公開されている文科省の関連資料。
https://www.mext.go.jp/content/20230928-mxt_gakkikan_000031394_3.pdf

ここで着目したいのは11ページに書かれている図。

一定以上の規模の国立大学で「合議体」の設置が必須となる。
中期計画や予算・決算の作成主体が大学の役員会から「合議体」に移る。
合議体を構成する委員の任命・解任には「文科大臣の承認」が必要。



私の経験では、大学は社会に出る前の準備段階であり、
大学生の間は、(特に就労という側面において)社会に対する
印象の形成が始まる重要な時期。
就活の時期には「日経を読め」という強烈なプレスをかけられたりする(笑)
(今にして思えば、日経読者にならなくて本当に良かったと思う。)

そうでなくとも、大学は国の思想をリードするという
意味でも重要な役割を果たす。
(少なくとも理想的にはそのような役割を果たすべき。)

今回の話は、稼げる大学云々の話とも関係しているのではなかろうか。
学問と稼ぎは直接結びつくものではないし、
稼ぎに着目した時点で学問としては成立しえない。
cf. 学問の自由を壊す「稼げる大学」法案(国際卓越研究大学法案)に反対します! - change.org

もちろん、学問の下敷きとなる思想は何より重要であり、
統一の影響を強く受けた政府の承認が必要な仕組みが入る時点で、
大学におかしな思想が入り込むことは必至であろう。

テーマ : 政治・時事問題
ジャンル : 政治・経済

After0311を生きる私たちの常識

東日本大震災以後、私たちの常識は変わった。
元々、大地も海も、時には我々に牙を剥くものだということは
誰もが理解はしていたはずだが、
決定的に変わったのは、水や土壌や食物に対する信頼だろう。

原発事故による代表的な汚染物質とされる
セシウム137やストロンチウム90は半減期約30年である。
60年経っても1/4はまだ残っているという計算になる。
ウランやプルトニウムに至っては人間の直感では
理解できないような半減期の長さである。

ゆえに、私はあの事故の後、元の生活に戻ることはありえないのだと理解した。
いままで安全だったものが危険に変わって、二度と安全には戻らない。
ストロンチウム90が検出された物は原則食べない。

火山のマグマが煮えたぎっている所が危険、
ゆえに近寄らない、というのと同じような感覚である。

というわけで、たかだか十数年経ったからと言って
安全になったと錯覚する人の気持ちが私には正直理解できない。



というようなことを思っているときに気になったのが、
「教育」についてである。

我々は2011年時点ですでに自力で学習できる力を持っていたが、
今の小中高生はちゃんと同じように学習しているのだろうか。
学校はそのためにちゃんと機能しているのだろうか。

身内の小学生を見ていても、放射性物質の基本的性質について
理解しているのかどうか、パッと見では分からない。

学校教育で放射能をどのように教えているかに関して、
以前「副読本」が批判されたような記憶がある(詳細失念)。

改めて文科省のページを調べてみると、以下のような「副読本」が見つかった。

高等学校生徒用 放射線等に関する副読本 文科省
https://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/attach/1314239.htm

これとは別に小学生向け、中学生向けのものもあり、
学校で教える内容としてはまずまずという印象。
私が読んでも、空(そら)では説明できないような内容が含まれている。
(本当は教科書、指導要領をセットで見ないとちゃんとした評価とは言えないのだが…)

内部被曝の身体への影響等に関する説明、
現在の汚染実態についての説明がないのは気になるところ。

これらについては本を買って読むべきなのかもしれないが、
勉強のとっかかりとして以下が参考になる。

内部被曝・放射線によるDNAの異常結合について 矢ヶ﨑克馬氏 - 内部被ばくを考える市民研究会
https://www.radiationexposuresociety.com/archives/939

べぐれでねが(食品に含まれるセシウム計測結果)
https://beguredenega.com/



2011年以後、我々はこのような事項について勉強しなければならなくなった。
今度は世界にそれを強いるのか。
食料品の選択の幅を狭めさせるのか。
改めて、放射性物質の海洋投棄には反対を表明する。
#StopFukushimaWaterReleaseNow

テーマ : 公害・環境
ジャンル : 政治・経済

本の時代は終わりなのか?

よく「本を読みましょう」と言われる。
単純に知識を獲得できるのみならず、思考力の下地になるなど、
いくつも読書の効果は挙げられる。

しかし、最近、本の質の低下が気になる。
今でも素晴らしい本は世の中にたくさんあるけども、
読むに値しないような本が激増している。
悪本が良本を駆逐しかねない。

電子書籍の普及により、“出版”、“配送”が比較的容易になったこと、
社会全体の思想の劣化などが要因か。

良い本を見極める眼力が養われる以前に
「悪本」に取り囲まれるような現状。
本の将来に不安を覚える。

テーマ : 読書
ジャンル : 学問・文化・芸術

不愉快な勉強

自分の知らなかったことを知るのは楽しい…のだが、
これは、それがどんな「こと」なのかに依存する部分が大きい。

例えば、自分が日頃触れていない内容を
自動的に判定して押し付けてくるAIがあったとする。
で、自分とは正反対のイデオロギーが押し付けられたりする。
迷惑千万である。

こうしたイデオロギーの発生源は、人それぞれが生まれ育った
環境などによるのだと思われる。
なので、本当に学ぶべきは、自分が知り得なかった、
人間を取り巻く環境であったり、人それぞれが生得的に
持っている感覚の微妙な違い―――
イデオロギーの根源となる部分の方なのではないだろうか。

人間をシステム的に捉えると、人間から出てくる出力は
それまでの入力の蓄積の結果なので、
こうした「根源」を本当の意味で理解するのは困難。
しかし、それに触れることには意味があるのでは。

さて、AIは人間の相互理解を深めるための銀の弾丸になりうるのか。
それとも、AIは狼人間側につくことになるのか―――。

テーマ : ひとりごと
ジャンル : 学問・文化・芸術

「悪意の集合体」

ファンタジーの世界で、人々が少しずつ持っている悪意が集まって
具現化したものがラスボス、というような設定のお話がありますが、
社会問題や政治においては、まさにその設定を地で行く状況に
なっていると思います。

実際のところは「悪意」とまではいかなくとも、
「無関心」や「無理解」だったりするわけですが、
人々の少しずつの無関心がずっと解決されない社会問題の原因になっている、
人々の少しずつの無理解が社会全体の差別につながっている、
人々の少しずつの諦めや無力感が政治的低迷の長期化につながっている、
というように…。

テーマ : 日本を正常な国に戻したい
ジャンル : 政治・経済

ヤバすぎるブラック校則



「ブラック校則」については以前からネットで話題になっているのを
時々見かけていましたが、こちらの動画(1:26:25あたり)で
実際にブラック校則の実例を羅列されてみて、
いかにそれがあり得ないものなのか、改めて気付かされました。

全国一律にここで挙げられたようなことが行われているわけではないにせよ、
子供の権利を守る、子供の心を守るために、
法整備が必要ではないでしょうか。

テーマ : 政治・経済・社会問題なんでも
ジャンル : 政治・経済

広がるヘイト汚染

近親者が中韓ヘイト発言を始めたらどうすれば良いのか?

以前からそういった雰囲気はあったので、
そのたびにたしなめてはいたのですが、
明らかに許容限度を越えてきた場合…。

信頼関係が音を立てて崩れていく。
旧民主系支持のはずなので、一線を越えることはないだろうと思ってたんですけどね...。

「みっともないからやめなさい」が一番すぐに思いつく言葉だけど、
それを言ってどうにかなるとも思えない。

私には中韓出身の知り合いもいるわけで、
ヘイト発言の内容がいかにありえないかは明白。

ヘイトの対象は、直接的には私に向いていないが、
彼らと付き合いのある自分を否定されているように感じる。

もしかすると、向こうは彼らを警戒せよという
「善意」で喋っているつもりなのかもしれない。
そうだとすると、自分が反論しても、火に油を注ぐことになりかねない。

自分の目指す社会が、自分の近くでこそ実現されない現実。
怨憎会苦に求不得苦。
人生そんなものなんでしょう。

社会がまともな方向に変われば、
それを受けて個人の心も変わり、ヘイトが収まる可能性も高いでしょうが、
一方で、その社会を作っているのは個々人なので、
社会を変えるためには個人を変えないといけない。

他人の環境からテレビや広告やその手の本を排除できるわけでもないし、
ヘイト汚染を防ぐのは想像以上に難しい、と…。

テーマ : 政治・経済・社会問題なんでも
ジャンル : 政治・経済

一人一人の声が社会を作り、政治を動かす

学校再開に反対する署名が行われていますが、
それを受けてか、急遽休校延長や再休校の動きが広がっています。
(当然、私も署名しておきました。)

我々一人の声が社会や政治を動かすのだということを実感できる良い例です。
社会参加意識、政治参加意識を育むのに良い機会だと思います。

テーマ : 政治・経済・社会問題なんでも
ジャンル : 政治・経済

【記事紹介】頭の良さと失敗を恐れないことの関係

より速く適切に学べる人、その理由:ほめ方の研究 - Wired.jp

記事の概要

「人は何度も間違いをおかすことで、正しいやり方を学ぶ。」
人間の知能に対する姿勢2種類(固定的な姿勢、成長志向の姿勢)に言及。
後者の姿勢を持つ人は、間違いを学びの原動力だと捉える。
実際に、成長志向の姿勢を持つ人の方が間違いから学ぶ能力が高いことが実験により明らかになっている。

以上の実験結果と、褒め方の関係を調査した。
知性を褒める「あなたは頭がいいんだね」と、努力を褒める「一生懸命やったね」の比較。
2種類の難易度の問題を提示した時、努力を褒めた被験者はより難しい問題にチャレンジする傾向があった。
さらに、より難しい問題が与えられた時、努力を褒めた被験者はより挫折しない傾向があった。



これを読むと、人間の頭の良さというのは、
人間に備わった固定的な性質ではなく、
努力の結果身に付いたものであり、努力が失われれば頭の良さも失われるのだ
ということが分かります。

逆に言えば、(適切に)努力すれば賢くなることができるので、
「どうせ自分なんて…」と思っている暇があったら、
さっさと努力を始めるべき、ということですね。
自分の限界を自分で決めないこと。

みんなが賢くなったほうが、
時の政権やメディアに騙される/扇動されることも少なくなりますし、
何らかの問題に対して良い解が得られる可能性が高くなるわけで、
間違いなくより良い世の中になるでしょう。

それを思うと、専門家の意見を聞かないコロナウイルス“対策”がいかに罪深いか…。

お金の仕組みにせよ、その他社会的・政治的なことにせよ、
失敗を恐れずに、少しずつ興味(学習の範囲)を広げていくのが良いと思います。

P.S. あまりに時間がなさすぎて、本を何冊か買ったのに、
お金の仕組みの勉強が進められていません…。
本職に関する勉強は好調なんですが。
優先順位を決めて出来ることから片付けていかないと…。

テーマ : 生きる力
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

TKR

Author:TKR
社会問題について興味を持ってしまった元フリーゲーム作家。
いわゆる無党派層。
亡国から救国へ。自国維公による暴政をやめて、ちゃんとした社会を創造る(ツクる)べく、いろいろ考えています。


記事は基本的に予約投稿ですので、数日〜数週間のタイムラグがあります。ご了承ください。

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