連合次期事務局長、首相と密かに会談 古賀会長が苦言
次期連合事務局長に就任する見通しの逢見直人副会長(UAゼンセン会長)は14日、連合本部での三役会で、先月26日に首相公邸で安倍晋三首相とひそかに会っていたことを明らかにし、陳謝した。古賀伸明会長は「軽率だとの指摘が来ている」と苦言を呈した。
逢見氏は3月ころから首相との会談を申し入れていたとするが、古賀会長には事前に伝えておらず「役員交代の時期を狙った官邸の分断工作」(連合幹部)との見方が出ている。
逢見氏は「UAゼンセンが力を入れる日本人拉致問題や労働法制について意見交換した。労働法制では政府の対応を批判した」と釈明。連合幹部の一人は「連合を混乱させ、官邸はしてやったりと思っているはずだ」と話している。