【第三期BiS 連載vol.24】「第三期BiSとして」理想の姿を追い求めたい──イトー・ムセンシティ部の燃ゆる想い
第三期BiSを追跡するメンバー個別インタヴュー連載『BiS 3度目の正直は、本当にあり得るのか!?』。今回はイトー・ムセンシティ部に話を訊きました。〈TO BE CONTiNUED WACK TOUR〉ではBiSHの楽屋に乗り込んで「BiSHぶっ潰します」と伝えたという破天荒な彼女。今回の取材では、撮影中に降り出した雨をもろともせず、元気いっぱい走り回っていた姿が印象的でした。BiSはやっぱりおもしろい! (編)
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INTERVIEW : イトー・ムセンシティ部
第三期BiS個人インタビュー6周目、チャントウンコ―の次はイトー・ムセンシティ部。常に観客のことを考えて理想のアーティストを目指す彼女。そんな彼女が合宿を経て成長したチャントウンコ―を見てどう思ったのか。また、〈BiS KiLLiNG IDOLS TOUR〉と〈TO BE CONTiNUED WACK TOUR〉を短期間で走り抜けた変化を訊いた。
インタヴュー : 飯田仁一郎
文 : 水上健汰
写真 : 大橋祐希
心の内で思っていたことを、しっかり伝えることが出来ていませんでした。
──チャントモンキーがチャントウンコーになったのはグループのメンバーとしてどう思っているの?
(※2021年5月1日より、チャントウンコーはチャントモンキーに戻っています)
ティ部:合宿(WACK合同オーディション2021)を見ていて、ウンコちゃんはなんでもできる姿が多かったのに、卓球という種目になるとこんなにできないのかっていうのが発見できておもしろかったですね。ウンコーは、どちらかというとウンコ・スター(アイナスター)ちゃんの巻き添えだし、おいしいですよね。
──やっぱりおいしいんだ!
ティ部:はい。トギーも一度トウンコギーになっているんで、このままBiSが全員ウンコになる日も遠くないのかなと思います。
──合宿に参加するウンコちゃんにマスクをプレゼントしたり、凄く応援しているんだなと思ったんですが、そんなウンコちゃんの頑張る姿を見てどう思いましたか?
ティ部:みんなウンコちゃんのことを心配していたんですよ。合宿に向けて2週間前から緊張感のある毎日を過ごしていて、寝不足になったり、振りを覚えるために筋肉痛になったりするのを見て私たちも心配していたんですよね。本人も合宿に参加する直前まで緊張していて。でもいざ到着した姿を見たら、全然緊張していなさそうで安心しました。
──先のインタビューでも「人見知りが治ったかも」とウンコちゃんは言っていましたね。
ティ部:BiSのメンバーにあそこまでぶつかった姿は見たことないんじゃないかと思うくらい他のグループのメンバーともコミュニケーションをとっていました。本当に頑張っていたんだなって。
──今年に入ってから、〈BiS KiLLiNG IDOLS TOUR〉と〈TO BE CONTiNUED WACK TOUR〉をほぼ同時進行で行っていましたよね。まずBiSのワンマンライヴ〈BiS KiLLiNG IDOLS TOUR〉はどうでしたか?
ティ部:1年前に比べたら、自分自身も成長したのかなと思っていました。でも、それ以上に周りはもっと成長していて少し焦ったし、もっと追い付かないといけないなという気持ちになりました。あとは、ツアーの途中にメンバーで話す機会があって、その時に深い話し合いになり、心の内で思っていたことがあったはずなのに、しっかり伝えることが出来ていなかったんだなと気付く瞬間があって…。あと、今回はMCについて悩むことも多かったですね。お客さんが言われて嬉しいことって何だろうって考えて、MCについても渡辺さんに相談をしに行くことが何度もあるんですけど、まだ「それが本当に言いたいことなのか」と言われてしまうことが多いです。自分の言いたいことが何なのかについて悩みましたね。
──その話し合いでは、ティ部はそういったMCについての悩みを打ち明けた?
ティ部:そうですね。やっぱりライヴ中のMCはメンバー1人だけの問題じゃないので、来てくれている方に自分たちの気持ちをしっかり伝えるために、みんなでMCの内容を話合ったんですよ。そうしたら、自分がどこか譲り合っていて、自分の言いたいことが後回しになっていることに気が付きました。そういったところで少しずつ気持ちが食い違っていたのかなと今は思います。
──今度発売されるメジャー・セカンド・シングル『TOUCH ME / LOVE』初回限定版の「DOCUMENT of KiLLiNG IDOLS TOUR」にそこら辺の話し合いも収録されるのかしら?
ティ部:そうですね。今まで裏側を見られるという経験がなかったから、最初はドキュメンタリーも怖かったんですけど、やっぱりライヴは楽しいし、そこにカメラがずっとあっても気にしなくなりました。そして、その話し合いのおかげでそこからのライヴもいいものになったと思うので、そこに何が写っていてももう気にしないと思います。