圧倒的に色っぽくて型破りなロックーーGUCKKASTEN(from Korea)のルーツに飯田仁一郎が迫る
驚異的な音域と天を裂くような爆発的なシャウト。唯一無二の圧倒的歌唱力のヴォーカリストを擁するロック・バンド、GUKKASTENがついに日本上陸。2007年の活動開始直後から注目を集め、韓国で人気の音楽番組に出演したことがきっかけで、またたく間に老若男女を問わず知れ渡る事となった彼ら。ロック・バンドが成功しにくいと言われる韓国の音楽シーンから生まれたGUCKKASTENが約1年の活動休止を経て発表した2ndアルバムを、OTOTOY独占でハイレゾ配信。また、デビュー曲である「鏡」の日本語バージョン(日本のオーディエンスのために創ってくれた)をフリー・ダウンロード。そして、飯田仁一郎がSkype越しに4人へのロング・インタヴューを掲載し、大特集。この機会に、GUCKKASTENのエネルギーに触れてみてほしい。
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2ndアルバムを日本初ハイレゾ配信スタート!!
GUCKKASTEN / FRAME
【配信形態】
[左] ALAC/FLAC/WAV/AAC(24bit/48kHz)
[右] ALAC/FLAC/WAV/AAC(16bit/44.1kHz), mp3
※ファイル形式について
※ハイレゾとは?
【価格】
24bit/48kHz : 2,000円(税込)(単曲は各200円)
16bit/44.1kHz, mp3 : 1,500円(税込)(単曲は各150円)
【収録曲】
1. 변신 変身
2. 소문 噂
3. 뱀 蛇
4. 깃털 羽
5. Frame
6. 카눌라 カヌーラ
7. 오이디푸스 オイディプス
8. Montage
9. 푸에고 FUEGO
10. 미늘 かかり
11. 작은인질 小さな人質
12. 감염 感染
13. 저글링 ジャグリン
14. 스크래치 スクラッチ
15. Lost
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INTERVIEW : GUCKKASTEN
MONOの配信をした時に出会った方から、GUCKKASTENという韓国のバンドを紹介された。チャン・ギハと顔たちや10CMとともに、韓国を支えるロック・バンドで、なんと1万人のホールを完売させる人気があるそう。聴いてみると、ヴォーカルと楽曲のアレンジがあまりにも素晴らしかった。記事中のYouTubeをぜひ見て欲しい! こんなバンドが韓国にいるなんて… そういえば、隣国の音楽、シーンってどうなっているんだろう? 我々は、音楽を介して世界を知れる、そんな大事なことを忘れていた気もする。GUCKKASTENやこの記事をきっかけに、アジアで生まれる音楽に耳を傾けるきっかけになればよいと思う。
インタヴュー & 文 : 飯田仁一郎
80年代の韓国の歌謡や流行歌からインスピレーションを受けています
ーーGUCKKASTENはどんな音楽性を目指してバンドを結成したんでしょうか。
ジョン・ギュホ(以下、ギュホ) : バンドが始まったばかりのころは、どういった音楽がしたいかという構想は全然なかったんです。単純にバンドというスタイルがかっこいいから、それを真似したかっただけです。
ハ・ヒョヌ(以下、ヒョヌ) : 最初はレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、そのあとにレディオヘッドがすごく好きになって、彼らみたいなバンドをやりたいと思っていました。
ーーじゃあGUCKKASTENは、韓国以外の音楽からの影響が大きい?
ヒョヌ : そうですね。でも根本的には80年代の韓国の歌謡や流行歌からインスピレーションを受けています。特にフォーク・ソング、ヤン・ヒウンとハン・デスという2人のシンガー・ソングライターから影響を受けました。でも当時韓国では、彼らの曲は禁止歌に指定されていたんです。
ーーそれはなぜ?
ヒョヌ : その時代は政府が厳しかったので、反政府的な歌詞を含んでいる曲はテレビやラジオで流すことが禁止されていました。彼らの曲は直接的に韓国の政府を非難するものではなかったんですけど、自由や政府に反することを歌ったりとそういう表現があったみたいで。
ーー韓国ではいつからそういった規制が緩和されたんですか。
ヒョヌ : 80年代終盤から90年代にかけてですね。僕らが小学校6年生から中学校上がるくらいまでには、日本からも音楽が入ってくるようになってきました。
ーーなるほど。ではGUCKKASTENが結成された2007年ごろ、韓国でロックは大衆の文化として根付いていましたか?
イ・ジョンギル(以下、ジョンギル) : 僕らがバンドを始めたころはあまりロックに興味を持ってくれなかったんですが、2008年から徐々に注目が集まりはじめました。そのきっかけにはGUCKKASTEN、GALAXY EXPRESS、チャン・ギハと顔たち、10CMが4組とも参加した〈ハロールーキー〉というロック・バンドのコンテストがありました。いま僕らも含めてこの4組が韓国で有名なバンドになっているので、そこがブームの発端だと思います。
ーー当時、みなさんは韓国でロックが盛り上がっていく状況をどのように受け止めていました?
ヒョヌ : ロック・シーン全体としての変化には気付いてなかったです。自分たちの演奏レベルも上がってライヴに来るお客さんが増えてきたりとか、いろんなイベントに呼ばれるようになったっていう変化は分かってましたけど。テレビなどでほかのバンドが活動してるのを観て、ブームになってきてるのをやっと実感しました。
音楽マニア以外のすべての年齢層の方々が聴いても分かる音楽をやろうと考え始めた
ーーそういった勢いのあるなか、GUCKKASTENは2010年に事実上の1st アルバム『GUCKKASTEN』を発表します。僕はこれを聴いて少し難しい作品だと思ったんです。例えばメロコアみたいにわかりやすい感じではないですし。このアルバムはリスナーからどのような反応がありました?
※同作は、彼らにとって初のフル・アルバムである前作『GUKKASTEN-Before the regular』を、サウンドに満足できないという理由からレコーディングしなおしたもの。
キム・ギボム(以下、ギボム) : 自分たちでも制作をしている段階で、どこに行っても難しい音楽だと言われるんじゃないかと感じていました。でも自分たちのアイデンティティがしっかりあれば、難しくてもほかの人がきっと理解してくれると考えていたので、売れるか売れないかについてはあまり考えなかったですね。たしかにアルバムだけでは大衆にアピールできなかったんですけど、GUCKKASTENのライヴを観て、爆発力や歌唱力といったパフォーマンスの魅力に惹かれた方々が、ライヴでの記憶を思い出す材料として音源を買ってくれて、結果、売れ始めたんです。
ーーなるほど。いまおっしゃった『GUCKKASTEN』にある、みなさんのアイデンティティという部分について詳しく教えてください。
ヒョヌ : まず曲それぞれに個性があって、さらにイメージができる音楽です。曲を聴いて内容を理解するというより、絵を描くように頭のなかでなにかを想像できるというのが、自分たちのアイデンティティだと思っています。『GUCKKASTEN』がなぜ難しい音楽になっているのかというと、その想像を促す材料が散らかっているんですね。でもそれをひとつのスタイルとして考えて、アルバム全体でなにかイメージができるような作風を思考しました。ただ2ndの『FRAME』ではそれが変わってきています。
ーーというと?
ヒョヌ : テレビ番組に出たり、多くの観客の前で歌う機会が増えたことで、音楽マニア以外のすべての年齢層の方々が聴いても分かる音楽をやろうとメンバー全員で考え始めたんです。自分たちの音楽をなにかの形に合わせるってことじゃないんですけど、さっきも言った想像を引き出す材料が散らかってる状態をもう少し整頓するというか。
ーーGUCKKASTENは2012年に「私は歌手だ」という番組でブレイク果たしましたが、ここでの経験がバンドにとってすごく大きかったんですね。
※「私は歌手だ」…韓国の人気音楽番組。国内のトップ・クラスのシンガーが、名曲とされている既存曲に自分なりのアレンジを加えて披露し、視聴者投票で勝ち残り戦を行う。
ヒョヌ : ロック・シーンが盛り上がっていたと言っても、それはあくまで20代から30代前半の若い世代だけのブームであって、実際韓国でロックはマイナーな存在でしかない状況だったんです。だから韓国の全国民に観てもらえるステージ(「私は歌手だ」)で活躍できたってことはすごく意味があって、それから短時間でファンが増えたり、いろんなところでライヴをするようになったり、自分自身としても貴重な体験でした。
ーーそのTV出演以降、GUCKKASTENに対して20代30代以外の方からのリアクションはありましたか。
ヒョヌ : GUCKKASTENの音楽だけで「私は歌手だ」に出演したら、反応をもらえることはなかったと思うんです。やはり多くの人にとっては馴染みのない音楽なので。でも番組自体が昔の名曲をカヴァーして競う内容なので、単純に歌唱力、演奏力とアレンジ力だけがチェックされる。僕は40代、50代の方々に気に入ってもらえる声をしていると思うんですけど(笑)、これまではなかなか聴いてもらえる機会がなかったから... でもいまでは予想通り、その年代の人からも可愛がられています。人から聞いた話ですが(笑)。
ーーギュホのギターのスタイルも、GUCKKASTENの音楽に大きく影響してると思います。
ギュホ : 80年代のヘヴィー・メタルのギタリストから大きな影響を受けています。一番はエクストリームのヌーノ・ベッテンコートですね。最初はエフェクターで彼のような音を作ろうとしたのですが異質感があってすごく心地悪かったんですけど、それがだんだん自分のなかに溶けこんでいきました。今でも独創的な音を作りたいですし、いろんなことを実験していきたいと思っています。
ーー同じくギボム(ベース)とジョンギル(ドラム)も影響を受けたミュージシャンを教えて下さい。
ジョンギル : 最初はメタリカのドラマーさんのラーズ・ウルリッヒですね。X JAPANのYOSHIKIさんもすごく好きです。なによりもパフォーマンスがかっこいいドラマーに影響されています。
ギボム : ベースをやるきっかけになったのはL'Arc~en~Cielのtetsuyaさんです。もうちょっと音楽を知ってからは、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーが好きで影響を受けています。
死んでいる思考などに新しい命を吹き込むというイメージから曲を集めました
ーー〈SUMMER SONIC 2012〉で来日を果たしたり、なかなかロック・バンドが成功しにくい韓国で1万人を動員するワンマンを開催したりと非常に良い状況が続いていました。でも2013年から1年間活動を休止していますが、これにはなにか理由が?
ギボム : 当時所属していた事務所と揉め事があって裁判をすることになったんです。精算をしてもらえなかったり、入ってくるスケジュールを勝手に断られたりとか。裁判をしながら活動をすることもできたんですが、周りからの色々な雑音に晒されたくなかったのと、6ヶ月くらい毎週ずっとレギュラーで「私は歌手だ」に出演して、休みもなくずっと続けていたので、音楽的な実力や気持ちの面などを振り返る余裕も全然なかったんです。それ一本で頑張って走って1万人ライヴも終えて、さらに裁判ってなったとき、もっと自分に余裕がなくなって道に迷う気がしたので、あえて休止する時間を作りました。逆に休みをとって、バンドのこれからを考えたらいいんじゃないかと。
ーーでは、休止中はずっと曲制作を?
ヒョヌ : 曲を作る時間しかなかったですね。すでに2ndの曲が用意できていた状態で活動休止に入ったので、これを全部捨てて新しいスタイルでいくか迷うくらい曲が増えました。結局その両方から半々ずつくらいを選択しました。裁判を勝訴という形で終えてから、GUCKKASTENとして2.5枚目のアルバムみたいな気持ちで出したのが2ndの『FRAME』です。
01. 02. 03. 04. 05. 06. 07. 08. 09. 10. 11. 12. 13. 14. 15.
※ 曲番をクリックすると試聴できます。
ーーさきほど『FRAME』は散らかっている箇所を整理したとおっしゃっていましたが、ほかに言うとするなら、どんなアルバム?
ヒョヌ : 視線と繋がっています。フレームを通してすべてのものにフォーカスをする、視点を与えることによって、死んでいるもの、死んでいる思考などに新しい命を吹き込むというイメージから曲を集めました。あと音楽の範囲がすごく広がったと思います。
ーー『FRAME』には音楽のジャンルでいうと、なにが入っていますか?
ヒョヌ : GUCKKASTENです(笑)。実際のところ、その明確なジャンルが分かってないんですよ。ロックではあると思うんですけど、ロックと言い切れないところもありますし。GUCKKASTENが持っている色々なカテゴリの音楽をまとめたとしか表現のしようがないです。もし誰かすごい方がいらっしゃったら定義して名づけて欲しい(笑)。
ーー韓国の伝統音楽のニュアンスも感じました。それは意図的に取り入れてますか? それとも自然に湧き上がったもの?
ヒョヌ : 意図的にやっているつもりはないんですけど、「Lost」という曲で韓国の伝統楽器の琴や韓国式太鼓の音も使っています。でもそれは普通琴では弾かないようなメロディを琴で演奏してみたい、要するに単にその音が欲しくて入れているんですね。だから意図的に韓国のニュアンスを入れたというよりも、自分の考えにその楽器の音がぴったりだったからという面が大きいです。でももちろん意図的に韓国のニュアンスを入れた曲もあって、それが「小さな人質」。韓国の伝統歌である船乗りの歌からインスパイアされて作曲しました。
本当の意味で音楽に国境はないってことを証明するには一番適してるんじゃないか
ーー今回OTOTOYでは日本語で歌った「鏡」と「赤い畑」のフリー・ダウンロードを行います。なぜわざわざ歌詞を日本語で書きなおしたんでしょう?
ヒョヌ : 日本語で歌ってみたら発音や発声的にどうなるんだろうと、シンガーとしての好奇心から以前一度だけラフで録ったことがあったんです。結局その取り組みはそのまま流れてしまったんですが、日本に行ったときにスタッフの方に聴いてもらったら、すごくいい評価をいただいて。そのときのことがあったので、せっかく日本で音源の配信をするなら、もっと意味を伝えやすくするためにも日本語で歌うことに挑戦してみました。
ーーなるほど。さっきみなさんがレディオヘッドが好きだって言っていたように、ロックって言葉が分からなくても伝わるものがあるじゃないですか。でもあえてそれを日本語にしてまで伝えたいものとは?
ヒョヌ : 「鏡」という曲は僕らの1番の代表曲であってGUCKKASTENにとって欠かせない曲なんです。「赤い畑」の場合は日本語で歌ったら一番日本の人に気に入ってもらえる曲なんじゃないかと選んだのですが、自分探しについての曲である「鏡」は自分たちの伝えたいことが歌詞に詰まっています。GUCKKASTENは自分探しの曲が多いということもあって日本語で歌うのには、僕らが昔から曲の主題として扱っていることを伝えたいという意味もあります。
ーーなるほど。加えて気になるのが充分韓国で状況がいいなか、なぜ日本で挑戦したいと思ったのでしょうか?
ヒョヌ : 一番大きな理由は好奇心です。国も性格も文化も違うほかの国の人が、GUCKKASTENの曲を聴いてなにを頭のなかに思い描くのかっていうことを知りたいんです。音楽に国境はないとかよく言いますよね。でも生意気かもしれませんが、その言葉は綺麗事でもあると思うんですよ。どういうふうに作られた曲で、こういう意味があってという説明が付いて初めて、ほかの国の曲を理解できるところがある。でもGUCKKASTENはそういうものを全部省略してイメージで伝えたいって気持ちがあるバンドなので、本当の意味で音楽に国境はないってことを証明するには一番適してるんじゃないかと思うんです。
ーー韓国のバンドとして、日本の音楽シーンをどのように感じていますか?
ヒョヌ : 日本の音楽っていろんなジャンルがあって、オーディエンスもジャンルごとにいて、そういう文化がすごく羨ましいんですよ。韓国だと、GUCKKASTENが好きとか嫌いとかの判断される理由が納得のいかないものが多いんです。というのは音楽の関係ない部分で評価されている場合が多くて。日本のリスナーには、音楽的に私たちの良いところも悪いところもより繊細に分析して、些細なとこまで聴いて評価してくれるのではと思っています。
ーー今回はハイレゾ配信を行いますよね。日本ではハイレゾ音源が随分一般的しつつあるんですが、韓国ではどういう状況なのか教えてください。
ギボム : 韓国にそういうサービスがあることだけは知ってました。
ヒョヌ : 正直僕はこの話を受けるまで、まずそういうサービスがあることを知らなかったです。まだ韓国のオーディエンスはそこまで音質にこだわってなかったりするので、そういったところも含めて日本の環境はすごく素敵で羨ましく感じています。GUCKKASTENは曲のアレンジなどかなり気にかけて作っているので自信もありますし、ぜひ高音質で聴いてもらいたいですね。
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PROFILE
GUCKKASTEN(グッカステン)
2007年、活動開始。
その直後から注目を集め、韓国で人気の音楽番組に出演したことがきっかけで、その名はまたたく間に老若男女を問わず広く知れ渡る事となった。ロックバンドは成功しにくいと言われる韓国の音楽シーンから生まれた型破りの国民的ロックバンドである。
驚異的な音域と、天を裂くような爆発的なシャウトで唯一無二の圧倒的歌唱力のボーカリストを擁し、多面的なそのサウンドはまさに万華鏡(ドイツ語:GUCKKASTEN)である。