【PIGGS、とらえる vol.9】涙の数だけ強くなる!──期待の新メンバー、KINCHAN初インタヴュー
結成以来、自分たちの信じるアイドル道を爆走し続けるPIGGSに、新たな仲間、KINCHANが加入しました! OTOTOYでは、彼女がいったいどんな人物なのかを探るべく、 個人インタヴューを実施。これまでの人生のことやPIGGSのオーディションのことについて、たっぷり語ってもらいました。緊張からまだまだ涙を流すことも多い彼女ですが、きっとこれから大活躍を見せてくれるはず。KINCHANから、今後も絶対目が離せません!
INTERVIEW : KINCHAN (PIGGS)
KINCHANは、2021年9月2日にclubasiaで1曲。9月18日にはTSUTAYA O-WESTで12曲をやり切った。もちろん実力はまだまだ。でもPIGGSの新しい光としての存在感は半端じゃなかった。「先輩たち、お姉さんについてって頑張ってね」って言われるのも嫌なくらい負けず嫌いな彼女なら、間違いなくやらかしてくれるだろう。もっとでかいところへ。彼女がいれば、PIGGSがとらえるべき場所に行けると強く思う。
インタヴュー : 飯田仁一郎
文 : 西田健
撮影: 飛鳥井里奈
自分は支えるよりもやるほうが好きだってことに気づいて、3カ月ぐらいで辞めたんです
──出身はどこですか?
KINCHAN : 生まれも育ちも山口県の防府市です。
──小学生の頃は、どんな子だったんですか?
KINCHAN : 小学生のときは、わんぱくでした。よく田んぼとか川に入って遊んだり、塀を登って遊んでいました。タコ糸にさきいかをつけてザリガニを釣っていたことが思い出です。
──中学に入ってからは?
KINCHAN : 中学生から卓球をはじめたんです。担任の先生が卓球部の顧問で、すごく優しかったので入ったんですけど、部活のときは、すごく厳しかったです。卓球は、部活のなかでは、いちばん上手だったと思います。団体で県2位とかでした。
──それ以外に、中学時代の思い出はありますか?
KINCHAN : 部活とクラスの両方でいじめられちゃって、不登校になりかけました。クラスでは男の子からいじめられていて、学校に行きたくなくなっちゃって。そのせいで、人に自分の意見を言えなくなったり、うじうじしてしまう性格になっちゃいました。主犯格の男の子が1、2年の間は同じクラスで、その間はちょっときつかったですね。
──それから、進学はどういう風に?
KINCHAN : 進学は、市に公立高校が3つしかないので、このなかでいちばん頭がいいところに行こうと思いました。いじめの主犯格の男の子も同じところを受けるって聞いて、志望校を変えようかなとか悩んだことはあったんですけど、あいつのせいで変えたくないと思って。受験勉強は、当時の部活の先生が、勉強面も気にかけてくださる方だったので、そんなに苦労はしなかったですね。
──それからの高校生活はどうでしたか?
KINCHAN : 高校でも卓球部に入りました。でも、すごく緩い感じでした。試合前はちゃんと練習するんですけど、行ったら私1人しかいなかったこともあります。でも、中国大会には一応出させてはいただきました。
──高校でも、嫌なほうの思い出はあるんですか?
KINCHAN : いじめの主犯格の男の子も同じ高校になっちゃったんです。クラスは全く一緒にならなかったんですけど、中学のときの私の話をいろんな人にいいふらしちゃって、それはすごい嫌なことでした。でも、高校は友だちにすごく恵まれました。楽しかったです。
──高校ではどんなことをして遊んでいたんですか?
KINCHAN : 高校近くのイオンのフードコートで買ってきたアイスを食べたり、ファミレスのジョイフルで遊んでました。あと駅にちっちゃい噴水があるので夏は水をかけあっていました。
──芸能やアイドルにはいつから興味を持ちはじめたんですか?
KINCHAN : 高校のときに、同級生がSTU48のオーディションの結構いいところまで進んで、アイドルっていう選択肢もあるんだなと思いました。でも、私はそのときWACKが好きだったんです。2017年のWACKの合宿オーディションにプーちゃんが行っていたのを見て、そこでBiSHさん、BiSさん、GANG PARADEさんとか全部知っていったっていう感じです。BiSさんがファーストとセカンドに分かれていたときに福岡でのライヴを観に行ったりもしました。
──なるほど、高校を卒業してからは、進学したの?
KINCHAN : 福岡の大学に指定校推薦で進学しました。
──大学生活はどうでした?
KINCHAN : 大学でも卓球部に入ったんです。1回生、2回生はちゃんと勉強して単位を取って、卓球を頑張っていました。あと、ラーメン屋さんとかゴルフ場でバイトしていました。でも私、卓球がしたくてバイトにあんまり行きたくなくなっちゃって、すぐ辞めたんです。
──1回生、2回生はバイトが続かず卓球に明け暮れてたんだ。
KINCHAN : でも、大学の最初から卓球部に入ったわけではなくて、最初サッカー部のマネージャーをやったんですよ。一回、支える側をやってみたいなと思って入ったんですけど、自分は支えるよりもやるほうが好きだってことに気づいて、3カ月ぐらいで辞めたんです。
──なるほど。自分はプレイヤーだというところに気づいたんだ。当時は、アイドルのオーディションを受けたりはしたんですか?
KINCHAN : WACKのオーディションに応募したりはしていたんですけど、あんまり受かるとは思ってなかったです。