2018年07月31日

7月 図書室

7月の掲示板とカウンター


生涯心の支えになる言葉 夢
人に出会ったとき人間は大きく変わる事ができます。
強い人間になってゆけます。
人生の中で人に出逢って強くなる人もいます
夢に出逢って強くなる人もいます。
わたしは弱い自分に出逢って
そこから強くなってきました
くじけない自分を作ってきました





図書司書から
   おすすめ本を紹介します



 「蜜蜂と遠雷」                      
  著者   恩田 陸
  出版社  幻冬舎 
 2017年直木賞・本屋大賞、史上初のダブル受賞。著者渾身、文句なしの最高傑作!!3年毎に開催される芳ケ江国際ピアノコンクール。「ここを制した者は世界最高峰のSピアノコンクールで優勝する」というジンクスがあり近年、覇者である新たな才能の出現は音楽界の事件となっていた。数多の天才たちが繰り広げる競争(コンペティション)という名の自らとの闘い。第1次から第3次予選そして、本選を勝ち抜き優勝するのは誰なのか?    帯より           
 
 ピアノの譜面を、物語として語る手法のなんと巧みなことか。更に、登場人物がそれぞれの相手を客観的に見、解説していく展開はこの本の最大の魅力だ。解説者が幾人もいて、多方面からの捉え方の醍醐味を読者は味わうであろう。個性あふれる魅力的な登場人物、彼らが弾く曲の壮大なスケールにぐいぐいと引き込まれる。

 コンクールの互いの緊迫した様子や、曲に対する情景描写が手に取るように目に浮かび、中でも演奏シーンはまるでコンクール会場内に居て、一緒に聴衆に混じってピアノの演奏を聴いているような錯覚を覚える。
 1曲に対し、膨大な言葉の連射には迫力があり、きっと、言葉が空から降ってくるのであろう。と勝手に想像してしまう程、私の中では言葉の魔術師的な存在だ。作者は音楽家であり、ピアニストであり、作家なのだろうか?と、・・・。実際、著者の恩田さんは「構想12年、取材11年、執筆7年」をかけて書き上げたそうだ。
 養蜂家の父と共に各地を転々とし、自宅にピアノを持たない少年・風間塵16歳。かつて天才少女として国内外のジュニアコンクールを制覇し、CDデビューもしながら13歳のときの母の突然の死去以来、長らくピアノが弾けなかった栄伝亜夜20歳。音大出身だが今は楽器店勤務のサラリーマン。妻子もおり、コンクール年齢制限ギリギリの高島明石28歳。完璧な演奏技術と音楽性で優勝候補と目される名門ジュリアード音楽院のマサル・C・レヴイ・アナトール19歳。
 誰が選ばれても不思議ではなく、最後の最後まで、審査員になったつもりで点数をつけている私がいて、ページをめくる手がとまらない。果たして、優勝は誰の手に?ラストに差し掛かった時、この本とさよならする時、手放したくないと思ったのは私だけだろうか?

7月吉日 図書室より








  
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Posted by 那覇看護専門学校 at 10:55Comments(0)図書室

2018年07月30日

6月生け花


マサキ
トルコキキョウ
レッドジンジャー


ヘルコニア
ヤブレガサ
ソリダコ
小菊


サンゴジュ
クルクマ
ウコン
レッドジンジャー
ソリダコ


アップルジンジャー
ドラセナ
ダリア






  
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Posted by 那覇看護専門学校 at 10:10Comments(0)生け花

2018年07月25日

オープンキャンパス2018

 平成30年7月14日(土)に那覇看護専門学校のオープンキャンパスを実施しました。

 当日は晴天晴れで、多くの方にお越しいただきました。
 
 オープンキャンパスでは、看護体験のほかにも、学生によるフリートーク、学校長による学校説明会や在宅看護学の模擬授業を行いました。


学校説明


在宅看護の模擬授業

看護について、また当校について、より一層興味を持っていただけたようでした。

 ご来校頂きました皆様ありがとうございました。キラキラ 


 参加者の感想(一部紹介)
学生間の仲が良く雰囲気も良い。
先輩の対応がとても親切でよい雰囲気でした
笑顔の学生が多く楽しそうだった。
学生に元気があり、学校の活気が伝わってきた。
色々支援がしっかりしているところに魅力を感じた。
あいさつが素敵だった
入学したいと思いました。

看護体験コーナー























受付ボランティア


受付ボランティア


駐車場ボランティア









  
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Posted by 那覇看護専門学校 at 09:16Comments(0)行事

2018年07月11日

那覇看オープンキャンパス2018 ご案内

2018那覇看オープンキャンパスが間近となってきました。
 
日時: 7月14日(土)10:00~15:00
 
 (予約制ではありませんので、ご自由に参加ください。)
 
テーマ
 小さな発見、大きな未来 のぞいてみよう 看護の世界 ~in那覇看~

多くの方のご参加。お待ちしております! 


プログラム内容

↑クリックすると拡大します。










  
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Posted by 那覇看護専門学校 at 17:12Comments(0)

2018年07月06日

フットケア

 2年生は、成人看護学の校内実習で糖尿病足病変を予防するための日常の足のケアを学びました。
 
 講師には、浦添総合病院の糖尿病看護認定看護師の前川スミ子先生をお招きして、フットケア(足の観察、爪きり、足浴)を実施しました。
学生からは「足に関心を持つことの重要性、足のケアを見直す機会となった。」

 「足の状態や靴、歩き方などを観察しアセスメント、ケアすることでいつまでも『自分の足で歩ける』ことにつながる」「自分の爪を切るのは簡単だけど他人の爪を切るのは難しくて怖かった」「泡で優しく洗ってもらいすごく気持ちよく、自然と笑顔になれた」との感想がありました。









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オープンキャンパス2018
日時: 7月14日(土)10:00~15:00

  (予約制ではありませんので、ご自由に参加ください。)




  
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Posted by 那覇看護専門学校 at 09:00Comments(0)実習関係

2018年07月04日

6月 図書室

6月の掲示板とカウンター


春夏秋冬
冬耐えて 春夢持って
夏燃えて 秋自分をみつめて
人生感謝 感動で生きてゆく





図書司書から
   おすすめ本を紹介します



 「かがみの孤城」                      
   著者   辻村 深月
   出版社  ポプラ社 


 2018年本屋大賞第一位に輝いた ポプラ社創業70周年記念作品 話題沸騰の著者最高傑作!!
 あなたを、助けたい。どこにも行けず部屋に閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然、鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先の世界には、似た境遇の7人が集められていた。9時から17時まで。時間厳守のその城で、胸に秘めた願いを叶えるため、7人は隠された鍵を探すー。     帯より
 登場人物の一人一人に存在感があり、数字のキーワードの使い方のなんとうまいこと。尚且つ、ラストに明かされる真実にはもう唸る(うなる)しかない。これほどまでに巧妙な細工をしかけられるのか・・・。散りばめられていた破片が集められて、一枚の鏡になるように、解き明かされていく様はさすが本屋大賞受賞そのものだ。本文を読み終え、エピローグに差し掛かった折り、作者の書くものとしての才能が浮き彫りにされたように思えた。するどい感性に感服である。

 こころ(雪科第五中学校の一年生)はクラスの子から、いじめに合い、学校に行くことが出来ない。そんないろいろな問題を抱えた7人の中学生。その彼らに関わる親やフリースクールの先生の心から子どもを救おうとする大人たちの存在。内容は切実であるにも関わらず、ファンタジー性を帯びたストーリーゆえだろうか、サクサクと読み進めてしまう。
 最後の最後まで絡まった糸が解けないもどかしさのまま、答えを見つけたくて、一気に読み進めると、ある一瞬、細かな糸の端を手繰り寄せ、「成程、こういう事だったのか!」と、糸が解けた(ほどけた)時の爽快さはなんとも言えない。感無量である。
 「もしもタイムマシンで十代の自分に一冊だけ自分の小説を渡せるなら、この作品を渡したい」と、作者自身も発信している。ファンタジーとミステリーをミックスした様な展開は幅広い層の読者に読んでもらいたい。

6月吉日 図書室より




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オープンキャンパス2018
日時: 7月14日(土)10:00~15:00


  (予約制ではありませんので、ご自由に参加ください。)





  
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Posted by 那覇看護専門学校 at 13:24Comments(0)図書室