国民を甘く見たツケ「安倍前首相」政治生命の危機
つい12日前の17日、安倍さんは都内のステーキハウスで今井尚哉現内閣参与や長谷川榮一前首相補佐官たちかつての側近たちとともに夕餉を楽しんだそうです。今は首相動静にも出ないのでけっこうリラックスしてワインを飲んでサーロインを200グラムもぺろりと平らげたといいますから、体調は万全のご様子。今井さんなどは内閣に残っている後輩の新原さんについて「新原はよくやっていますよ」とこれまた上機嫌だったとか。
安倍さん、もともとさほど深刻な病状ではなく、首相辞任も国民は一杯食わされた感があります。菅政権の組閣にも口を出し、すでに再々登板の準備を始めているとも囁かれる始末で、そこへ飛び出したのが、桜を見る会における特捜部の捜査です。むろん安倍さんご自身も動きは察知していたようですが、まさか領収書や明細書の存在が明るみになるとは思ってもみなかったようで、今になって大慌てしているらしい。
今度の捜査については菅政権の仕掛け説まで取り沙汰されています。が、菅政権がそこまでできる能力や可能性は低いのではないでしょうか。つまるところ林検事総長がやる気を出し、さらに秘書の摘発という落としどころもあるという話。
ただし、これで再登板はおろか国会議員としての影響力、政治生命を絶たれるかもしれません。すべては国民をバカにした自業自得というほかありませんが。