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2013-11

政権世論調査の違い「重ね聞き」の意図するところ

 本日の読売新聞ウェッブ版に報道各社で異なる安倍政権の世論調査の理由について書かれていました。<読売と日経の調査では、支持率はそれぞれ64%(前回比伸び幅13ポイント)、60%(同11ポイント)で、女性の閣僚への起用などが、支持率の大幅上昇につながったと報じた。共同は54・9%(同5・1ポイント)、朝日は47%(同5ポイント)でいずれも前回より上昇した。一方、毎日は47%で前回から変化せず、改造の影響は小さかった可能性があると伝えた……> なぜこうも違うのか、読売の解説によれば、その理由は、質問の仕方の違いだそうです。
 読売や日経では曖昧な回答者に対し、もう一度、どちらかといえばどうか、と重ね聞いた結果、6割超えという高支持率が出たらしい。なにやら無理やりの感が否めません。毎日のように「関心がない」という設問項目があればこうはならなかったのでは。

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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)、「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)、「ならずもの井上雅博伝 ヤフーを作った男」(講談社)、「鬼才 伝説の編集人齋藤十一」など。最新刊「バブルの王様森下安道 日本を操った地下金融」(小学館)、「国商 最後のフィクサー葛西敬之」(講談社)

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