五輪汚職いよいよ本マルへ
今回の逮捕の注目点はやはりADKルートである。ADKは駐車場事業「パーク24」が五輪のスポンサー契約を結んだときの窓口とされる。パーク24は前日本オリンピック委員会(JOC)会長の竹田恒和(74)が社外取締役を務めてきたことから、特捜部は竹田を参考人聴取。ADKルートに着手したことにより、いよいよ旧皇族の周辺がきな臭くなっている。
そのADKルートで東京地検特捜部は、社長の植野伸一(68)と社元専務の久松茂治(63)、さらに五輪担当の多田俊明(60)の3人を贈賄容疑で逮捕した。なかでも多田逮捕に関しては、永田町が別の意味で騒いでいる。
「多田は野田聖子の実妹の夫で、ADKの政界担当と呼ばれてきました。多田は早くから特捜部の家宅捜索を受け、携帯電話まで押収されたそうです。当人は組織委会長の森喜朗と懇意で直電できるのが自慢でしたから、その通話履歴から森元総理との会話がばれるのではないか、とも取沙汰されています」(事情通)
(以下略)
これからが本番!