週刊文春「検察FD偽装事件」対談
上杉 小沢一郎前幹事長と検察との戦いを書いた拙著『暴走検察』(朝日新聞出版)でも触れているのですが、今回、証拠隠滅容疑で逮捕された前田恒彦検事の強引な捜査手法を以前から問題視する検察関係者もいました。検察内部で彼は「特捜のエース」と呼ばれていたようですが、この事件を個人犯罪として片付けてよいのでしょうか。
森 前田検事から報告を受けていたのに、上司が蓋をしてしまったわけですから、少なくとも大坪弘道特捜部長と佐賀元明副部長までは証拠隠滅に加担した、あるいは犯人蔵匿の疑いあり、として処分の対象となるでしょう。
ただ、不起訴や執行猶予処分というようなことも考えられます。
といった感じ。もっと取材してみるつもりです。