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2022-06

霞が関定例人事でバトル勃発

 ある意味、岸田カラーが出ている人事ともいえます。霞が関の事務次官人事で、岸田首相が「若返り」を謳い、安倍元首相たちと対立しました。焦点の一つとして挙げられるのは安倍元首相の実弟である岸信夫防衛相のおひざ元。防衛事務次官の島田氏続投を希望していた二人に対し、岸田首相がノーを出し、同期の鈴木氏を抜擢しました。
 それ以外にもまだあります。総務事務次官の黒田さんを交代させ、総務庁出身の山下さんを登用。総務庁出身の事務次官は実に16年ぶりといいます。防衛省の島田さんが安倍元首相秘書官だったのに対し、総務省の黒田さんは菅官房長官の元秘書官。安倍・菅のお気に入りたちでした。
 新聞によれば、これらの人事を取り仕切ったのが内閣人事局長の栗生官房副長官だと報じています。ただ、栗生さんも実は安倍シンパ。今度の霞が関人事には複雑な思惑が絡んでいそうです。

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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)、「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)、「ならずもの井上雅博伝 ヤフーを作った男」(講談社)、「鬼才 伝説の編集人齋藤十一」など。最新刊「バブルの王様森下安道 日本を操った地下金融」(小学館)、「国商 最後のフィクサー葛西敬之」(講談社)

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