沖縄戦、新版教科書は集団自決の日本軍関与触れず 市民団体調査
沖縄戦78年 6月23日は「慰霊の日」
6月23日は、太平洋戦争末期の沖縄戦などの犠牲者を悼む「慰霊の日」。今年で沖縄戦から78年目となる中、来年度の小学校の社会科教科書で、沖縄戦に関する記述が後退していることが、市民団体「子どもと教科書全国ネット21」(東京都)の調査でわかった。富山県支部にあたる同ネット21富山の世話人代表、松浦晴芳さん(76)=富山市=は「沖縄戦の集団自決は、日本軍が降伏を許さず追い詰めたのが主な要因だが、その記述がなくなった。本来住民を守るべき軍隊が実はそうではなかったというのは歴史が示している」と批判する。【青山郁子】
教科書は、学習指導要領の改定に沿って4年ごとに新版が作られ、今年は小学校で来年度から使用される改訂版の採択の年にあたる。同団体では、東京書籍、教育出版、日本文教出版の3社の教科書をいち早く確認。特徴を報告書にまとめた。
この記事は有料記事です。
残り464文字(全文849文字)
【時系列で見る】
-
国家安保戦略「県民の間に大きな不安」 沖縄知事平和宣言・全文
567日前 -
「不確か」な平和、だからこそ受け継ぐ 誓う人々 沖縄慰霊の日
567日前 -
祖母の涙に衝撃受け 沖縄「平和の詩」を朗読する平安名秋さん
567日前動画あり -
かけがえのない人、決して失いたくない 慰霊の日・平和の詩(全文)
567日前 -
「不確か」な平和、だからこそ受け継ぐ 誓う人々 沖縄慰霊の日
567日前 -
帰らぬ兄に代わり語る 89歳男性、沖縄の激戦地跡で感じた無念
567日前 -
24万人の死者名刻む碑 「6・23」 日の出に重ねた設計者の願い
567日前 -
台湾直近 国境に自衛隊ミサイル計画 揺れる人口1700人の島
567日前 -
犠牲者しのび平和の光空へ 「沖縄慰霊の日」前夜祭で遺族ら祈り
567日前 -
沖縄戦、新版教科書は集団自決の日本軍関与触れず 市民団体調査
568日前 -
米軍ガス弾でパニックに 置き去りになった2歳妹 逃げ場なき有事
569日前 -
死と隣り合わせの避難生活 極度の飢えで口にしたのは
570日前 -
シェルターが不要な生活=大治朋子
570日前 -
「お母さん助けて」「先生どこ行ったの」 夜の海に消えた子どもたち
571日前 -
「沖縄戦の図」思考の軌跡 丸木位里・俊夫妻「全14部」、ドキュメンタリー映画に
583日前 -
語れなかった戦争=喜屋武真之介(写真部兼那覇支局)
607日前 -
78年前の地獄 血は今も
629日前 -
沖縄戦 渡嘉敷、うずく記憶 「集団自決」慰霊祭
653日前 -
「できる限り後世に伝える」 330人が集団自決した地での誓い
653日前
関連記事
あわせて読みたい
' +
'
' +
'' + csvData[i][2] + '
' + '' +
'' + listDate + '' +
'
' +
'