おかみさんは元相撲女王 ウクライナ出身力士導く「もう一人の師匠」

雷部屋の土俵の前に立つ垣添栄美さん=さいたま市中央区で2024年12月17日、山崎明子撮影
雷部屋の土俵の前に立つ垣添栄美さん=さいたま市中央区で2024年12月17日、山崎明子撮影

 「もう一人の師匠」として注目を集める、おかみさんが角界にいる。大相撲の雷(いかずち)部屋を師匠の雷親方(元小結・垣添)とともに支える、垣添栄美(えみ)さん(43)だ。

  <主な内容>
 ・日大相撲部初の女子部員
 ・「大阪五輪」が土俵に呼んだ
 ・「ママは注意ばかり」
 ・得意の「左四つ」を伝授

 部屋の諸事を切り盛りするだけでなく、女子相撲の元女王として力士に助言。ウクライナ出身初の幕内力士、獅司(しし、27歳)からは「ママ」と慕われているという。

 いったいどんな女性なのか。さいたま市の雷部屋を訪ねた。【山崎明子】

日大相撲部初の女子部員

 栄美さんの競技歴は輝かしい。

 全日本女子相撲選手権の第1回大会で、椙山女学園中(名古屋市)3年ながら3位に入ったのを皮切りに、椙山女学園高、日本大時代に計3度の優勝を飾った。名門・日大相撲部では初の女子部員だった。

 雷親方とも1999年にドイツで開かれた国際大会で知り合ったというから、相撲にどっぷり漬かった人生を歩んできたと勝手に想像していた。

 ところが、身長167センチの引き締まった体が目を引く栄美さんは「そもそも相撲には興味なかった…

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