がんが再発・転移すれば、治療は抗がん剤が主となる。治癒に至るのは難しく、耐性ができるため、やがて使える薬がなくなる。治療の限界を迎えた時、患者はどのような道を選べばいいのだろう。
子宮体がんを患う松田直美さん(62)=仮名=は2019年6月、がんの治療を卒業した。今は埼玉県内の自宅で日常生活を送り、3週間おきに緩和医療科にだけ通院する。
がんと「闘う」わけではなく「共存する」という言葉もしっくりこない。穏やかに話し、笑う松田さんの姿に、悲壮感は感じられない。
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