A&F COUNTRY 「ベアーベル」スチールをプレス成形したようなちゃちな造りではない!重くカタマリ感のある重厚な造りであるクマに出くわしそうにもないハイカーの絶えない一般登山道で、
熊鈴をチリンチリン鳴らして歩くことには賛否があるようだ。
グループのメンバー複数人が一斉に鳴らして歩いているとなるとさすがに閉口してしまう。
しかしながら人の気配が感じられないような山道で、
どこからともなく突然ハイカーが現れるとびっくりするような場面もあるので、
ハイカー同士の距離感や存在が確認できるという意味では一定の効果はあると思う。
前回の山行きでは久しぶりに人より動物のほうが多そうな山域を歩くので
熊鈴をぶら下げて歩いていたわけであるが、自分自身の鈴がうるさくて。。(^^ゞ
最初に付けていた鈴がキーン、キーンと甲高く、
立ち止まってもまるで耳鳴りするかのように残響感がある音色だった。
そんなこともあろうかと思ったわけではないが、もう一つ違うものを持っていたので
付け替えてみたところ、コロコロッという音になって心地い響きとなった。
しかし、この音色では果たして遠くまで聞こえているのだろうか?とふと疑問に思った。
しかもこの鈴はなんちゃってブロンズで、実は安っぽいスチール製なので錆び錆び。
時には重要となる熊鈴が錆びてる場合ではないのではないか?と思った。
ほんまモンの熊鈴とはこうあるべきだ、という理想を具現化した製品は無いものか?
そんなわけでいろいろ調べてみた。
ベル型、鐘型、鈴型、音色いろいろ、磁石式やカバー式の消音機構があったり無かったり、
真鍮製だったり、スチールをプレスしただけだったり、
見た目がなんちゃってゴールド、なんちゃってシルバー、なんちゃってブロンズ・・。
調べれば調べるほどこれが正解というものがどんどん見えなくなってしまった。(≧▽≦)
最初から正解なんてあるわけないけどね。
そこで視点を変えてみて、これぞ究極のザ・熊鈴!と言えるほど
こだわって作られたものは無いだろうか?と探していたらこの製品に辿り着いたという次第。(^^ゞ
所有する喜びを満たせてくれるというのも道具の魅力のひとつである。
説明書きによると・・モノづくり日本の、メイド・イン・ジャパンクオリティ。
真鍮の無垢材から、マシンカットで部位により薄さを変化させて作られています。
形状など何百回も試作を重ねて音色にとことんこだわったベアーベルが完成しました。
澄み渡るように響く鈴の音は、山の静寂に溶け込み思わず聞きほれる音色です。
皮はベルト等に使われている頑丈なカウハイドを使用し、使うほどに趣が増してきます。
機械的なデザインが多い最近の登山装備のワンポイントにいかがでしょうか?では、いったい
どんな音色なのか?
いかにも高そうな、ジャラジャラとチャリチャリと足して割ったような・・うまく表現できない。
そこをあえて言うならば、
まるで錫杖を振ったかのような趣のある音でした!(≧∇≦)
熊鈴には他に
こんなにいろんな種類があるようです。
この重厚感がたまらない。
なんと!
ナイトアイズ社のエスビナーが標準装備!というこだわりよう。
高価な鈴なので何が何でも紛失したくない。
そんな場合は、ロック機構付きエスビナー(サイズ=#2)に換装するのがオススメ。