明神平にて <空撮>
【動画編】絶好の天気と思いきや、前より風キツイ!寒い~。【ルート】
大又林道駐車場(7:30)-明神平(9:40)-桧塚奥峰(11:03-11:15)-桧塚(11:30)-
-コル付近(昼休憩11:40-12:50)-前山(14:00)-(空撮等)-明神平(15:15)-駐車場(16:24)久しぶりに比良のほうへ行きたかったがその辺りだけ天候予測は芳しくなかった。
そこで第二候補で昨年印象的だった氷ノ山へ課題つぶしに行こうと思ったが、
距離もあれば移動コストもかかるのでやっぱりもったいないなと今回は断念。
それならばと、前回の台高が良かったけど寒かったので、今回はぬくぬくを期待して出直し。
寒かった教訓から、下はインナーにタイツ、上は新たに購入した化繊のダウンベスト。
その上にソフトシェルだと暑いので、いつものペラペラのウインドブレーカーをアウターに。
これで完璧なはず。もし、風が無くて晴れたら暑いくらいだろな。(^ ^)v
そんな期待をよそに、山の上はまさかの氷結・暴風の世界が待っていた。(> <)
午前7:30分、大又駐車場をスタート。
がんばって早起きして来たのでトップ独走かと思いきや、
先に単独の男性が出発、後ろにはご夫婦2人連れが追ってくる。
駐車場には最初から止まっていた1台の車を合わせて4台。
歩き出しの林道沿いの渓谷にはまだ紅葉がチラホラ。
まばゆいばかりのグラデーションな紅葉は今シーズンまだ見てないなぁ。。
出だしの長い林道はウォーミングアップになる。(下山時はやたら長く感じるのだが)
台風に何度もズタズタにされてきた大又林道の復旧回復力がなにげにすごいと思った。
やられてもやられてもすぐに立ち直る。(≧▽≦)
自然林の葉は完全に散ってしまっているが、明るく見通しがきくので晩秋の台高は大好きだ。
高度が上がって頂上付近が見えてくるとまさかの白さ!
そして寒そうな曇り空で、登るに連れて風当たりも強くなってくる。
水場のところまで登ってくると、先に出発された男性がもう下りてこられた。
明神平は風が強くて寒すぎるので引き返してきたのだという。そんなに上は寒いんだぁ。。
あしび山荘が見えてくるとさらに風が増し、真っ白な様相。
そして明神平に到着すると風がびゅーびゅー吹き付けている。
人がいないうちに空撮しようと思ったが断念。
そうこうしているうちに後発のご夫婦が通りすぎて前山のほうへと消えていった。
休憩するでもなく再出発して桧塚奥峰へと向かう。
歩き続けてもカラダは暖まってくることもなく、さりとて寒すぎるわけでもなく。
穂高明神岳への登りの稜線は、切れ落ちた右手からの風が容赦ない。
ピークを過ぎて下りに転じた時に、バラバラと小さなエビの尻尾が降り注ぐ。
強風に煽られたそれは、下手をするとカッターナイフの刃のごとく頬を切らんばかりだ。
そうかと思うと、急に雲が吹っ切れて太陽の光が降り注いだり。
風はあいかわらずなので、暖かいというところまではいかない。
どこでも弁当を広げれそうな落ち葉の絨毯が広がっているが風があっては厳しい限り。
それにしてもこのあたりはいつ来ても本当に心落ち着くよなぁ。
この稜線から北や南へとつづく尾根のほうへと行ってみたいところであるが
寄り道を楽しむには泊まらなければ時間的にタイトだったりする。
カメラを構えていると、突然、後ろから単独の女性が通り抜けた。
こんな風と寒さの中で、桧塚方面に行くのは自分くらいしか居ないと思ってただけに
思わず「びっくりした~」と声があげてしまったが、女性は振り返りもせずに前方へと消えた。
後から人が来ている様子などまったく無かったのに、いったいどこから現れたのだ?
桧塚奥峰に到着して写真をひとしきり撮って移動しようとしていると、
後から男性2名がやってきて、こちらまで来るのかと思いきや、
赤グラ(ヒキウス平)のほうに下りて行った。
等高線を確認すると桧塚奥峰からショートカットで行けそうではないか!いいかも!
桧塚奥峰で折り返してとっとと前山まで戻ってお昼にしようと思ったが、
そういえば桧塚まで行ったことが無かったんだった。
桧塚奥峰から眺める桧塚は、四国剣山山頂から眺める次郎笈を思い出す。
今日はまだ時間にゆとりがあるので行ってみることにした。
向かっていると、前方からあの単独の女性が戻ってきた。
女性は桧塚でいったい何をしていたのだろうか、声をかける間もなくそそくさと去った。
桧塚へ向かう稜線の風は凄まじく、何度かカラダを持って行かれそうになった。
コルまで来たとき、台高って本当に良いとこだぁと改めて実感する風景に出会った。
桧塚奥峰までまでなら感じなかった開放感がどっかーんと広がった感じ。
風が無かったら至福のひとときだったに違いない。
「明神平?ああ、あのちょっと人工的な、昔スキー場を作ろうとして辞めたあそこね。
前山あたりの雰囲気は好きだけど・・」的な、
何度も行きたくなるところでもなく、まぁ年一回くらい行くか行かないかでええかぁ
くらいに思っていた気持ちが完全に払拭された。
しばらく住み着いても構わないでしょうか?という気持ちへと。(^^ゞ
千秋林道のあるマナコ谷へと下るあっちの尾根もこっちの尾根もとてもいい感じ。
ふと千秋林道を眺めると、大崩落している箇所が見えた。
桧塚のピークは特に印象的なところでは無かったのでコルまで戻り、
風を避けてやや南側でザックを下ろそうとしたが少し寒風突風が当たる。
もっと戻って落ち葉の絨毯で休憩するか、この開放感を満喫するかの葛藤に数分。
空腹感もピークだったのでやっぱりここで食べることにした。
ちょうど桧塚奥峰のランドマーク裏側を眺めることが出来る南向きの場所。
食事をしながら桧塚奥峰のほうを眺めていると、わりと次から次へと人がやってきては消える。
こんな寒い日でも桧塚奥峰は人気スポットのようだ。
しかしながら、こちらの桧塚のほうへは誰も来なかった。
風がある以上、寒くなる一方なので一時間ちょいの休憩で撤収。
休憩中、ダウンジャケットを着てぬくぬくしていたが、昼寝できるほど暖かくはならなかった。
さて、ここから明神平近くの前山へは脇目もふらずノンストップで帰りかけたが
途中、一部だけ種類の違う木があるスポットが目につき、やたら気になったので行ってみた。
徳川埋蔵金でもありそうな目印に見えたからである。(^^ゞ
結果的に、そこはなかなか眺めが良くて良い場所だった。ただそれだけ。
あとは一目散に前山まで戻るが、途中で明神岳ピークへの登りを避けて迷走。
それでも前山にはかなり早く戻ってこれた。
前山へと続く稜線がかなり気に入ったので、ここで珈琲と茶菓子休憩しながら空撮。
風が強く、ローターのモーターが悲鳴を上げていて墜落せんばかり。
ガタガタ揺れながらも必死でホバリングしている状態なのであまり高所まで上げれない。
そんなこんなで明神平へ移動しても風がまだ強いままなので少しだけ空撮。
天理大小屋の向こうにはテント3張り。風の当たらないテント内はどんな居心地なんだろうか。
15時も過ぎてきたので撤収して下山開始。
ノンストップで下ったら一時間15分ほどで駐車場まで戻ってこれた。
帰路途中にある「やはた温泉」までほんの少しの距離なのに運転が眠くて眠くて。。
ほぼ貸し切り状態の温泉を出て、すっかりカラダが温まったら休憩室(和室)で仮眠。
いつも温泉の後はまっすぐ帰るが、今日は珍しくどこかで食べて帰りたくなった。
帰り道の伊勢街道(R168号沿い)にある「中華料理 仁」が美味しいと聞いていたので
立ち寄ってみることにした。
中華料理屋というと某チェーン店のような床が油でギトギトしていて、
衣類に匂いが付きそうな店内を想像していたら、良い意味で期待を裏切られた。
店内は清潔感があって、店の奥さんも素朴な感じ。
それにしても厨房はどこ?レジとか無いけど?というこれまで体験したことのない店内。
ご夫婦で?一生懸命切り盛りしてる感じで地元の人気も高そう。
肝心の料理はというと、お試しに定番のやきめしに天津飯と餃子を注文したが、
これまた辛すぎず絶妙なさじ加減でかなり美味しかった。
餃子は某チェーン店で言うところの「よく焼き」状態でカリッとしていて最高!
中華料理って食べた後はけっこうのどが乾くものであるが、
家庭的なあっさりとした味付けで、そのようなことにはならなかった。
すっかり気に入ってしまったので、こっち方面に来たときは必ず立ち寄ってしまうかもしれない。
そんなこんなであっという間に一日が終わった。
その他の写真は以下より。
地形図+GPS軌跡
山と高原地図+GPS軌跡
駐車場を出発してすぐのところ。昨年はこの橋を渡って周回をした。
林道から登山道へは小さな橋を渡るルートから
明神滝
トラバース路には真新しい木製の橋
完全に落葉してしまっている自然林のつづら折れ
高度を上げてくると白い!
あしび山荘
寒そう。。
寒い。。
振り返るも誰も上がってこない
さらに登って振り返るも誰も来ない
トボトボと・・
右側から容赦ない強風が吹き付けてくる
明神岳ピーク
落ち葉の絨毯ゾーン ここで単独女性が追い抜いて行った
おなじみの地球の裂け目
歩いてみたい北側の稜線
か、風が・・・もはやカツラな帽子を吹き飛ばしそうな勢い
桧塚奥峰まで10mなら書かなくてもええでしょ看板
桧塚奥峰にて
誰だ?赤マジックインキで塗りつぶしたのは?元は白なので白い修正ペンにして欲しかった。
カラダが持って行かれそうになった強風ゾーン
振り返ると桧塚奥峰が見えた
千秋林道の大崩落現場を眺める これは通行できそうにない
桧塚ピークにて ポカポカ暖かそうに見えるが強風にさらされている
桧塚奥峰を遠くに眺めながら昼食タイム
桧塚奥峰をスーパーズームすると、次から次へと入れ替わり立ち代わり・・
風に耐えてるこの木が印象的だった
一部だけ種類の違う木のところに来てみたら・・
こんな眺めが待っていた。上で「あの稜線歩いてみたい」って書いた尾根だ。
前山まで戻ってきた
《番外編》「中華料理 仁」はあっさり味で美味しかった!
風が強くて空撮も大変だったようですが
やっぱ、カッコいいですね、普段見れない角度で
新鮮です。所で操作?はタブレットですか?
カッコいいな~。ほしいな~。
操作は難しいですか?。
私には無理そう・・・普通のカメラの操作もイマイチなのに。