明神平の前山付近にて【動画編】※しょっぱそうな顔をしておりますが楽しんでいます!核心部はやっぱり明神平や前山付近だった
薊岳方面への稜線歩きも良かった【コース】
大又林道駐車場(7:20)-<バリエーション>-伊勢辻山(9:45)-赤ゾレ山(10:20-11:20)-小池-
国見山(12:30)-ウシログラ-水無山-明神平-前山(13:45-14:15)-
分岐-<バリエーション>-大又林道駐車場(16:20)久しぶりに台高山系に行ってみたくなった。(昨年の今頃も登っていて良かったので)
明神平は過去に何度も行っているが、これまでは前山や桧塚奥峰方面ばかりだったので
いつもと逆の国見山のほうへ行ってみたいと思っていたところ、
大又林道終点を起点とする明神平への登山道が12月末まで工事のために通行できないとのこと。
(見かけた登山者全員が通行止めを突っ切って従来の一般登山道のほうへと歩いて行かれたが。。)
そこで、
ヤマレコのNANIWANさんという方が10月に歩かれたルートを参考に周回してみることにした。
午前7時20分登山開始。
まずは通行止めの看板のすぐ近く、沢を跨ぐミドリ色の橋で対岸に渡る。
登山道があるかのように、橋もそうだが渡ってすぐのところには階段状のスロープが設置されている。
ところがこのスロープを登ってから少しの間は気が抜けない転落すると大けが必至のトラバースになっていた。
頼りなさそうな古いロープに頼ってなんとかクリア。
山を気持ちよく歩きたいのに、こういうドキドキヒヤヒヤしなくてはいけないトラバース系は苦手である。
そんな危険な部分もすぐに終わって植林地帯に突入。これがひたすら長い。
大又林道の駐車場の標高がおよそ670mなので、標高1270mまで一気に高度を上げることになるのだ。
それでも金剛山の千早本道くらいの標高差かな。。
踏跡は明瞭なところもあったり不明瞭なところもあるが、赤テープがあるので迷いようが無い。
たとえ迷っても目の前の尾根を歩きやすいところを選んで登山道まで駆け上がれば問題ない。
GPSを駆使したルートファインディングを楽しめるかと思ったがちょっと残念。
登り詰めてくると自然林と交錯するようなところもあっていい感じに。
それでもやっぱりまた植林。。
登り始めて2時間半ほど経過した頃にようやく稜線らしきものが見えてきた。
途中はこれといって象徴的なものとは出会わなかった。
鹿か何かの団体が通ったかのような踏み後ができていたりと獣の足跡がやたら多かった。
9時40分、稜線まで登りきって明るく開けたところで登山道(縦走路)に合流した。
北のほうを見るとすぐ目の前に伊勢辻山、反対を振り返ると赤ゾレか三国山かどっちだろうみたいな山が見渡せた。
とりあえずそばにある伊勢辻山のピークを踏みに行ってみた。
視界は開けてはいるが単なる通過点のようなところだった。
午前4時頃に朝食としてパンを食べてきただけで時すでに10時前なので6時間ほど何も食べてないが
もっと良さそうな弁当広場を見つけるまではがんばろうと思い、伊勢辻山を後にした。
次にめざすは「赤ゾレ山」である。けったいな名前である。
一旦緩やかに下って登り返しは体感的に150mくらいの高低差の登りがあった。
台高の奥地なのに途中、何人もの登山者とすれ違った。
赤ゾレ山の頂上に着くと、満足な看板は無いものの開放感があって展望もあり風も緩やかなので
時間的には10時20分であったが、少し早めのお昼とを摂ることにした。
あいかわらずカップ麺とコンビニおにぎり(赤飯)という粗食であるが、
日清チリトマトヌードル+味付け卵の組み合わせはかなり旨かったのでこのパターンを続けようと思う。
これからの冬場は寒さとの戦いは時間勝負なので、カップ麺で待てる時間は3分まで。
5分もかかるようなものは待っている間に冷めてしまう。
それに、山では粉末・液体を問わずスープを開封後に入れるタイプはゴミが増えるばかりか
手を汚すわ、風吹けば粉末舞うわでてんやわんや。。(> <)
前準備や下ごしらえに時間をかけれる心のゆとりが無いというまだまだ未熟者の自分であった。
そんなこんなでお昼を摂っている間には2人の女性と単独の年配男性のみであったが、
こんなところまで来る人はよほど台高の山が好きか山好きな人であろう。
その単独の男性が気さくな方だったのでいろいろお話させていただいたところ、
奈良市の方で、高見トンネルを抜けて三重県側から林道の取り付きまで車で上がってきて、
木梶山経由の破線ルートでここ赤ゾレ山まで来られたとかで手製の地図だけで、
この後はどうやって歩かれるのか気になったので訪ねてみたら、ハッピノタワまで行って下りるとか。
過去にも歩いてらっしゃるようで踏み跡もあるとのことだった。
男性と別れ、赤ゾレ山を出発して下りきったところに小さな池があった。
山の中に異質な池があるだけでなぜか立ち止まってぼーっと見入ってしまうのは
本能的な心の奥底に「池=飲み水=助かった」というどこかオアシス的なものを感じるのだろうか。
馬駆ヶ辻まで登り返して、赤ゾレ山で出会った男性が来たほうの分岐を確認してさらに歩き続ける。
途中、これこそ弁当広場!と思えるフラットで陽の当たる暖かそうな場所を見つけた。
いつ積もったのか、残雪が足かせになりながらも国見山へはなかなか登りごたえがあった。
国見山のピークはさして印象は無く、鈴鹿山系の御池岳のピークに似た雰囲気だった。
写真だけ撮ってすぐに後にした。
ここから次のピークの水無山までが長く感じた。
ウシログラからの薊岳のほうを望む展望はかなり良かったが、そこはオーバーハングしているようで
高度感があって覗き込むには危険な場所であった。
水無山のピークらしきところにようやく登りきるも看板等は無い。
山と高原地図によるともう少し下ったところにあるようなので下ろうと少し歩いたところで
急に視界が開けたと思ったら、明神平を見下ろすスキーゲレンデのてっぺんの部分であった。
明神平はかつてスキー場を作ろうとしていて完成することなく事業中止となった場所である。
反対側の斜面の前山側から見るとけっこうな高さのありそうな山に見える水無山側であるが、
実際には大したことはなく、少し下ったらすぐにあしび山荘の前に出た。
あしび山荘前はポカポカと暖かく、寝転んでのんびり休憩したい気分であった。
13時25分。
時間も押してきているし、適度に疲労感もあるし、ここで最後の休憩をして
東屋からのショートカットバリエーションで下山しようかと思ったが、そこは我慢して前山へと登り返す。
前山のてっぺんから明神平方向を見下ろしながらカフェタイム。
あと少し、あと少しと30分も休憩してしまった。
14時15分に再出発。
分岐ポイントまで45分くらいのコースタイムとバリエーションでの下山は時間が読めないので
一時間半くらいを想定して下山完了時刻を16時半とした。
日没ぎりぎりである。
ここからは時間を気にしながらハイペースでの移動。
前山から薊岳までの途中の分岐ポイントまではなかなか楽しいトレールだった。
分岐ポイント到着が想定の15時より5分短縮できて14時55分。
薊岳はすぐそばに見えているが最初から行く気無し。
さてここからがどんな難路が待ち構えているのか不安でいっぱいである。
穏やかだったのはほんの少しで、突然の激下り。
カメラを持っては危険なのでかたずけて、木から木へと飛び移るかのようにして下っていく。
植林地帯に突入すると、今度は迷いそうになるほどのわかりにくい地形。
踏跡とテープの方向が違ったりと混乱も。
そんなかんやでどうにか想定より10分早い16時20分に下山完了できた。
この下山のバリエーションルートを下るくらいなら、
あのkosiziさんの案内で
初めて明神平を歩いたときの下山のバリエーションのほうが
よほど快適で安全に下れたように思った。
台高山脈は大峰山脈に無い魅力がたっぷりであるが、じゃあ今回の核心は?と問うと、
明神平かカフェタイムをした前山のてっぺんになるのかな。
その他の写真は以下より。
地形図+GPS軌跡
高低差と歩いた距離
山と高原地図+GPS軌跡
登山道通行止めにもかかわらず登山者がどんどん通行していった。
登山道が通行止めなので、バリエーションルートで台高の縦走ルートを目指す
このスロープの後、振り返るようにトラバースして登っていく箇所は転落危険。
植林と自然林が交錯する中を登るも大部分が植林であった。
自然林は落葉していて明るい
稜線ピークに近づいてきた
登ること約2時間半、いよいよ稜線が見えていきた
この少し上に縦走路があった
縦走路にて 伊勢辻山のほうを眺めている
向こうに見える手前のピークは赤ゾレ山
馬酔木(あしび)が多かった
伊勢辻山ピークにて 単なる通過地点のようなところ
赤ゾレ山ピークにてお昼を摂った 単独の男性と出会った
次に目指すは国見山(頭上のピーク)
小池にて セルフタイマー20秒ぎりぎりセーフ
残雪が足かせとなってくる
こんな開放的な弁当広場があった
国見山ピークにて
ウシログラから明神平方向を望む 手前のピークは水無山
水無山からは明神平のあしび山荘や東屋が見えた(ズーム画像)
明神平のランドマーク、あしび山荘
中高年の団体が2組、前山のほうから下山してこられた
前山に向かって歩き、明神平を振り返る
右前方が前山
シダ類がすっかり枯れてしまっている
薊岳(あざみだけ)方面へのトレールは楽しい
バリエーションルートで下山 陽が当たらない側なので薄暗くなりつつあった
少々迷走してしまった
地形図+GPS軌跡
高低差と歩いた距離
山と高原地図+GPS軌跡
登山道通行止めにもかかわらず登山者がどんどん通行していった。
登山道が通行止めなので、バリエーションルートで台高の縦走ルートを目指す
このスロープの後、振り返るようにトラバースして登っていく箇所は転落危険。
植林と自然林が交錯する中を登るも大部分が植林であった。
自然林は落葉していて明るい
稜線ピークに近づいてきた
登ること約2時間半、いよいよ稜線が見えていきた
この少し上に縦走路があった
縦走路にて 伊勢辻山のほうを眺めている
向こうに見える手前のピークは赤ゾレ山
馬酔木(あしび)が多かった
伊勢辻山ピークにて 単なる通過地点のようなところ
赤ゾレ山ピークにてお昼を摂った 単独の男性と出会った
次に目指すは国見山(頭上のピーク)
小池にて セルフタイマー20秒ぎりぎりセーフ
残雪が足かせとなってくる
こんな開放的な弁当広場があった
国見山ピークにて
ウシログラから明神平方向を望む 手前のピークは水無山
水無山からは明神平のあしび山荘や東屋が見えた(ズーム画像)
明神平のランドマーク、あしび山荘
中高年の団体が2組、前山のほうから下山してこられた
前山に向かって歩き、明神平を振り返る
右前方が前山
シダ類がすっかり枯れてしまっている
薊岳(あざみだけ)方面へのトレールは楽しい
バリエーションルートで下山 陽が当たらない側なので薄暗くなりつつあった
少々迷走してしまった
薊岳から前山までの稜線は気持ちいいですね。