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山は無数!思い立ったが吉日、未だ見ぬ山へ!
月別アーカイブ  [ 2014年11月 ] 

台高山系 木梶山~ハンシ山 周回 (2014.11.3) 

20141103-24.jpg
赤ゾレ山付近にあるハート型の小池

【動画編】

気温急降下。稜線上は冬枯れ。真冬がすぐそこに。

風が当たるところは猛烈に寒かった。
下界にいると紅葉はこれからみたいな感覚であるが、山はもうすっかり冬支度。
冬が来る前に滑り込み。山深いところで晩秋が楽しめるルートをのんびり歩いてみたい思った。
そうなると比良か台高の縦走路くらいしか思いつかなかった。
3連休の空模様は不安定で、最終日がなんとか良さそうだった。
天気予報では滋賀北部から北陸にかけて雨雲が停滞中。
なぜか台高方面も雲。
最悪は雨もパラつくかもしれないのでできるだけコストをかけずに行けるところと思い、
前夜になって行き先を台高山脈に決定。
台高であれば秋になったら歩いてみたいと思っていたところがいくつかある。
今回の候補として、高見山の高見トンネルを抜けたところで
林道をしばらく走った先からアプローチする木梶山から破線ルートで、
北部台高縦走路に合流後は赤ゾレ山、伊勢辻山、ハンシ山経由で
ハッピのタワから下山するという時計回り周回を歩いてみることにした。
このルートは昨年秋に大又林道側から伊勢辻山~明神平を周回したときに
たまたま出会った人が歩いていたルートである。
マニアックでレアか思いきや、すでに「低山徘徊者の徒然日記」ののぶさん
「山@くらぶ」のnozillaさんが、すでにが歩いてらっしゃった。
今回はのぶさんがアップされていた軌跡図を位置確認のためにプリント持参し、
ルートファインディングが少しでも楽しめるかと思いきや、ほぼ目印、踏み跡が明瞭すぎた。(^^ゞ
しかしながら、以下の3箇所だけ一瞬足止めを食らった。

 1)最初の林道終点から木梶山への取り付き箇所
  (終点よりも少し奥に行ってみたらすぐ見つかった)
 2)ハンシ山に向けて単一稜線を調子よく歩いていたらルートから外れて行ってた
  (後述)
 3)ハッピのタワから林道への下山中盤からの後半部
  (黒破線(旧登山道)に合流したら少し左へと進むとつづら折れがあった)

高見トンネルを抜けたらすぐに右へ曲がらないといけないところを
トンネルからの放出の勢いで通りすぎてしまったので引き返す。
狭い林道をソロソロと走って午前7時すぎ、駐車地に到着。
林道はさらに奥へと続いていたので先へと進むこともできたし、
軽自動車で先へと消えていった車もあったが自分はやめておいた。
ほぼ同時に到着した車から降りてきた方に挨拶。
そのハイカーの方と話をすると、今回の自分の周回ルートと同一であったが
ハッピのタワからスタートする反時計回りであること判明。
そういうことであれば時計回りで歩く自分とは途中のどこかで遭遇するはずである。
新たな楽しみがひとつ増えた。
それがもし周回ルート全体の半分よりすっと手前だったら焦るなぁと思った。(^^ゞ
(実際はほぼ半分の位置で遭遇した)
そのハイカーは、お先!と言って先に行ってしまった。
遅れること5分後くらいのスタート。
例によって撮影でたびたび足が止まる。
林道はひたすら長いというのにまだ登ってもないところで撮影に時間をかけすぎた。
林道上にはまだ紅葉が残っているし、沢の流れる音が心地よい。
人より動物のほうが圧倒的に多そうな山深いところなのでめったに使わない熊鈴を装着。
その熊鈴がキーンキーンと耳障りで別の(どこかの山で拾った)熊鈴にチェンジ。
こんどはカラカラっという落ち着く音色になったが、
こんな優しい音じゃ遠くの動物の耳に届きそうにないぞ。
ってことで、熊鈴として本来あるべきモノとして作られたものはどんなプロダクトなのか
について考えてみることにした。(次回記事のテーマとして決定)

地蔵谷を過ぎてようやく林道終点へ。
登りへの取り付き箇所がどこかな?と探したがすぐに見つかった。
植林の急登はやがてシャクナゲゾーンとなり、その後は落葉した明るい自然林帯へ。
稜線に出たと思ったらニセピークだったりを繰り返しながら
サクサクと落ち葉を踏みしめて徐々に木梶山ピークへと近づいて行く。
風が通る稜線はひたすら寒い。
スタート時からずっと首に巻いていいたモンベルのダウンマフラーがまったく外せない。
歩けど登れどカラダが一向にあたたまる気配が無い。
木梶山ピークは特に印象なく、ピークを過ぎてからも落ち葉の絨毯が続く。
この時点から「どこでお昼にしようか?」ということばかりを考え始める。
途中、展望のあるススキゾーン。あいかわらず風が強い!
展望の良い場所は風が強く寒すぎてお昼どころではない。
風が当たらないところは展望が無い。(^^ゞ どっちを取るかというと後者である。
そんなこんなで歩き続けていると、やがて台高北部縦走路の稜線が見え、
国見岳が望める平地に出た。
そんな展望付きで路面はフラットで風も当たりにくい場所なのでもうここしか無い。
ということで足を伸ばせるほどの敷物を引いてザ・チェアにもたれかかり、
昼の店を開く準備をしていているとハイカーが3組、3人様、2人様、お一人様が通った。
その中に、スタート地点で会話を交わしたあの登山者が居た。
「速いですね!」と声をかけると「そんなことないですよ、もうここは半分くらいの地点です」
ということなので地図で確認してみると、なるほどあと少しで縦走路と合流する地点であった。
お昼はまだということなので、写真や動画を撮りながらとは言えほぼ同じペースだった感じ。
(下山後にはこのハイカーの車がすでに無かったのでゴールは先を越された)
昼の休憩はほぼ一時間。これくらいの時間はのんびりしないと慌ただしい山歩きは落ち着かない。
もう山で昼寝をするには寒すぎる気温である。
一時間といえどもあっという間に時間が過ぎ去った感じ。
食べるための休憩だけではなく、ホット一息ついてボケ~っと地図や山並みを眺めるゆとりは欲しい。
休憩に当たりインナーにフリースを着込んでいたが、
食事後もすぐに寒くなってブルブルと震えが出てきたので撤収して再スタート。
縦走路への合流手前の馬駆ヶ辻付近には馬酔木の障害物エリアがあった。
ここまでは破線ルートだけに明瞭な踏み跡はほぼ無かったが進むべき方向に迷うことはない。
合流後は昨年11月に歩いたコースと同じなのでとりたたて目新しい発見は無かった。
赤ゾレ山手前のハート型の小池はいつもながらポツンと趣があって好きだ。
そんな赤ゾレ山は前回登ったので今回はスルーして縦走路を忠実に行く。
伊勢辻山を過ぎると未踏ゾーンであるが縦走路だけに踏み跡明瞭である。
伊勢辻(八峰越)分岐からは左手半分植林、右手半分自然林のゾーンがしばらく続く。
途中、落ち葉の美しいところがあったのでしばらく足止めに。
その後は分岐も無さそうな単一の稜線を忠実に歩くいたが、ふとなにげにGPSで位置を確認すると
縦走路のラインから外れていってることに気づいた。
え?どこで分岐を見落とした?この稜線に分岐なんかあったっけ?
と50mくらい戻ったところで、そういえば変な方向を指しているテープがあったんだった。
下山するのは右側(周回の内側に向かって)のはずなのに、
左側に、しかも稜線から外れて下って行くなんてまったくの想定外だった。
こんなこともあるんだなぁと思いつつ、間違ったまま下るとちゃんと林道に着地できるのだろうか?
そういえば手前が沢だよなぁ?なんて考えながらハンシ山へ向かう。
ハンシ山は植林の中の薄暗いところにあったので早々に退散。
少し下ると高見山をどーんと望む展望が開け、さらに下るとススキゾーン。
そしてさらに下ってハッピノタワ。特に目立つ目印はなかった。
林道に向けて植林帯の谷を下って行くと、黒破線(旧登山道?)に合流した。
そこから先はどう進めば良いのかわからなかったが、のぶさん軌跡を確認するとやや左に振っていたので
そちらにしばらく横移動してみるとつづら折れのルートが見つかった。
そして林道に無事着陸。
あとはまた林道を延々と歩いて駐車地へ。
累積標高差で1100m、距離で16kmほど。
寒さだけが堪えたが、晩秋の台高を満喫できる山歩きができた。

その他の写真は以下より。
[ 2014/11/04 22:57 ] 台高山系 | TB(0) |   コメント(16)

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