結論だけ先に書かせてもらう。
「ネトゲ廃人をやめたければ、似たような別の、中毒性が低かったり人生捧げなくていいゲームに鞍替えしろ」
医学部に入って、速攻で嫌になった。
「自殺してやる」と家を飛び出したりした。
それくらい、やる気なかった。
6年たって、医師免許さえとってしまえば親も文句ないだろうと思った。
常軌を逸している。
2カ月勉強しても、間に合うか分からないテストが、半年に1回やってくる。
部活もキツイ部活だったが、サボりまくった。部活はさぼりまくったが、才能があったのか、大会では部内で一番勝っていた。
日常風景がネトゲで、リアル世界は仮想現実としか思えなかった。
当然ながら、テスト勉強もできず、2回留年。ホトンド最底辺でなんとか卒業できた。
あるいは、ネトゲをやっていなければ。
ネトゲなんて、いつでもできるのだ。
分からない。
そういうものだったのかもしれない。
このままでは人生が終わると、大学2年生(1留なので3回生)で、
ネトゲを種類を変えてみた。
なんとか、ネトゲの種類変更がうまくいった大学3年生は成績がよかった。学年10番位だったか。
大学四年生(2留したので6回生)で、さらにゆっくりなリアルゲームに変更した。
なんとか進級できた。
何種類かある。具体的にどんな光景かは、起きてる時は思い出せないのだが。悪夢なのか、いい夢なのかも思い出せない。その光景に思い当たる記憶もないので完全に妄想のものと思っていたが、そうでもないらしい。
この前、動物園に行った。けものフレンズの影響である。小学生の頃以来だろうか、本気で懐かしい光景が広がる。というかまだやってたんだここ。見て回っていると、園の外れの方に花畑が広がっていた。ちょっとおしゃれな展望台がある。
「あ、ここだ」
夢で何度も見ていた光景がそこにあった。完全に覚えてなかったんだが。感動するほどきれいな場所でもないし、大した思い出もない。ただ、昔来たことがあるのだけは確かだ。何かで記憶に残って、それが夢として出てきていたんだなあ。
そこで、他のよく見る夢について考えてみる。海と砂浜の風景、何重にも繋がった用水路の風景、知らない学校の風景、広い駐車場の風景などだ。やっぱり覚えてはいない。これらも全て見たことある風景だとしたら、全部小学生の頃あたりの思い出ではないだろうか。海とか相当な間行ってないぞ。
もしこの夢の光景を全て見ることができたら?一度見た風景はもう夢に出なくなるはずだ。ぐるぐるループする思い出達をはっきり上書きして、次に進むことができるのではないか。"あの頃"で時間の止まった脳内を、少しは進めることができるんじゃないか?そう考えて、夢を見るたびに場所がどこなのかヒントを追うようになった。
いやここまでは創作とかじゃなくてマジだけど。「細かいヒントから場所を特定する推理シーン」「かつての仲間に再会するシーン」「思い出してはいけない記憶を思い出してしまうシーン」「今いる世界が夢か現実かわからなくなってコマを回すシーン」とか熱い展開が多分出てくるでしょ。
俺は自分が無敵だと思ってた。
俺はずっと一人だった。買い物もカラオケも焼肉も一人だ。そしてとてつもなく楽しい。
映画を観るときだってもちろんひとりで、この世に存在する映画を観続けるだけで一生幸せに生きれるんじゃないかって本気で思ってた。
どんな状況だろうと幸せになれる自信があった。無敵だった。
ある日、俺は恋をした。
その時から俺は無敵じゃなくなった。
苦しかった。既読無視に心が揺れた。デートを断られて死にたくなった。
相手からカラオケに誘われただけで人生の絶頂かとかつてないテンションになった。
その時気づいた。
でも違ったんだよ。
彼女に会ってから俺は馬力+500~-300くらいで生きてる。
些細なことに幸福を感じニヤニヤし、ラインひとつで絶望する。一喜一憂のでかさがとてつもない。
最高に幸せだ。
人生を楽しむってこういう事なんだ。
俺の人生ってずっと、ポケモンをボタン連打して「たいあたり」だけで遊んでたんだ。
でもホントは色んな技があって何を使うか迷ったりしてもっと楽しかったんだよ。
もう馬力100の頃には戻れない。
この先が知りたい。
つらつらつらと話を聞いて思うことを
とにかく好きでいてくれた相手の気持ちはどうだったのかなって思うよね
好きでもないのに、先に手出してきて、連絡も自分の好きな時にだけで、めんどくさくなったら終わりって、
忙しいとか筆不精とか向いてなかったとかまた連絡するとか便利な言葉がたくさんあるんだなあ