福島第1原発の港湾内でトリチウム検出
最高値の4700ベクレル
東京電力は19日、福島第1原発の港湾内で新たに採取した海水から、放射性物質のトリチウムが1リットル当たり4700ベクレル検出されたと発表した。原発事故後に港湾内で計測を始めてからの最高値。
東電によると、最高値を検出したのは1号機タービン建屋東側にある取水口付近で15日に採取した海水。11日に採取した際は3800ベクレルだった。15日に採取した海水では2号機東側でも最高値の2600ベクレルを検出した。
港湾内の海水は5月ごろからトリチウム濃度の上昇傾向が続いている。〔共同〕