町立図書館、電子書籍端末貸します 香川・まんのう、500冊分
香川県まんのう町は6月1日に開館する町立図書館で、電子書籍を読むことができる楽天の専用端末「kobo(コボ)」を貸し出す。夏目漱石や宮沢賢治ら約500冊分の書籍について、端末で読めるようにする。同図書館は紙の書籍も約4万冊そろえており、利用者は電子、紙の双方から自分の都合に合わせて書籍を借りることができる。
同図書館は学校や自治体の図書館運営を受託するリブネット(三重県伊勢市)が運営する。電子書籍の専用端末100台は楽天が同町に寄贈した。利用者は端末に事前に入力されている書籍のほか、インターネットを通じて自分で書籍をダウンロードして読むこともできる。同町は「気軽に利用し、電子書籍の良さを体感してほしい」としている。
紙の書籍の納入は宮脇書店(高松市)が担当する。同社は導入する書籍を手配するほか、購入した書籍に貸し出し履歴などのデータを保存するICチップを貼付する作業なども請け負う。