日本一高いビル「あべのハルカス」、近鉄百が開業
高さ日本一のビル「あべのハルカス」(300メートル、大阪市阿倍野区)で13日、近鉄百貨店の新本店がオープンした。入居するテナントとして先陣を切った格好となり、早速、買い物客でにぎわった。ハルカスは来年春、展望台や美術館、ホテルなどを含めた全面開業を予定している。
ハルカスは地上60階~地下5階建て。そのうち百貨店「あべのハルカス近鉄本店タワー館」は地上14階~地下2階を占める。大阪の新たなランドマークが始動するとあって、百貨店の入り口には開業前から約100人が列をつくり、午前10時に予定されていた開業は9時10分に繰り上がった。京都市から来た会社員、中村進也さん(27)は「タワーが成長する様子を5、6回見に来ており、楽しみにしていた。レストラン街を回ってみるつもり」と話した。
ハルカスは「横浜ランドマークタワー」(296メートル、横浜市)を抜き、高さ日本一のビルとなった。近畿日本鉄道が開発し、総投資額は1300億円。来年春には展望台(地上60~58階)や美術館(地上16階)などがお目見えする。近鉄は2015年3月期に売上高1530億円、来場者4740万人を見込む。
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