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中国の所得格差、危険域 暴動頻発の背景に
ジニ係数、世界平均を大きく上回る
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中国の西南財経大学(四川省)の調査によると、中国の所得格差が深刻になっている実態が明らかになった。1に近いほど所得格差が大きい「ジニ係数」は2010年で0.61となり、警戒ラインとされる0.4だけでなく、社会不安につながる危険ラインとされる0.6も突破。中国各地で地元政府に対する暴動が頻発する状況を裏付けた格好だ。
農村部のジニ係数は0.60で、都市部は0.56。沿海部が0.59で、内陸部が0....