公明・斉藤氏「原発新設できる状況でない」
安倍氏の発言否定
公明党の斉藤鉄夫幹事長代行は22日午前の読売テレビ番組で、原発の新増設について「現実にいま新設ができる状況ではない。これからの科学技術の発展をどううまく適用していくかを含めて長期の議論になる」と語った。連立政権をつくる自民党の安倍晋三総裁は21日、原発を新増設しないという野田政権の方針を転換する可能性を示唆していた。
斉藤氏は「連立合意した最大4年間で原発の新増設が認められるという状況にはないので、その点は乗り越えられる」と述べ、自公両党の火種にはならないとの認識を示した。自民党の石破茂幹事長も同じ番組で、原発政策の大枠を巡って「公明党との齟齬(そご)はない」と強調した。