70~74歳の医療費、自己負担2割で一致 厚労省部会
厚生労働省は16日、社会保障審議会医療保険部会を開いた。特例で1割に据え置いている70~74歳の医療費の窓口負担を、本来の2割に引き上げるべきだとの意見で一致。方法については、70歳になった人から順次2割とし段階的に引き上げるとの考えが示された。
部会では、政府の社会保障制度改革国民会議の医療・介護分野についての議論を検討。うち医療機関を救急や療養など機能ごとに分けるのを「補助金的手法で誘導」するとの議論には、診療報酬を活用すべきだなどとする慎重意見が相次いだ。