認可保育所、パート労働者も利用可能に 15年度から
政府は、パートタイムで働く人も認可保育所を利用できるようにする検討に入った。2015年度から認可保育所の利用条件を改める。フルタイムで働く人を対象にしてきた従来の方針を転換。家庭の様々な事情に合わせ、保育所を利用する仕組みにする。
政府の子ども・子育て会議で検討し、年内にまとめる。新制度ではパート、夜間勤務、在宅勤務など従来は保育所を利用出来なかった人も、子どもを預けられるようになる。求職活動中だったり、大学や職業訓練校への就学中の人も対象に加える。
新制度では、利用者の働き方によって保育所の利用時間を分ける方向だ。フルタイムで働く人は保育所が開いている1日11時間利用できるようにする一方、パートでは短時間の利用とし、より実態に即したサービス提供や保育料設定にする。また育休からの復帰や、0~2歳児が対象の小規模保育を卒園する子どもの場合は、保育所を優先利用できるようにする。