エアアジア、日本市場への再参入を発表 楽天が格安航空に出資
マレーシアの格安航空会社(LCC)、エアアジアは1日、昨年撤退した日本市場へ再参入するための新会社「エアアジア・ジャパン」を設立したと発表した。資本金は70億円。記者会見したエアアジア・ジャパンの小田切義憲社長は「私たちは日本の空に戻ってきた」と強調した。
エアアジアのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は、「私の大切な友人」として楽天(4755)の三木谷浩史社長を紹介。楽天がエアアジア・ジャパンの出資パートナーであることを明らかにした。三木谷社長は「一株主という立場でエアアジアの発展に貢献できればいいと思っている」と述べた。
エアアジアは同時に、化粧品大手のノエビアホールディングス(4928)とスポーツ用品販売大手のアルペン(3028)の新会社への出資も明らかにした。
エアアジアは11年にANAホールディングス(9202)と合弁でエアアジア・ジャパンを設立したが、業績不振を理由に13年6月に合弁解消を発表。同年10月に運航を休止し、日本市場から撤退していた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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