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ソフトバンク販売代理店における端末盗難事件、個人情報も漏洩

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ソフトバンクモバイルは2012年9月24日、9月21日未明に同社販売代理店で発生した携帯電話端末の盗難事件において、顧客の個人情報を含んだ書類149枚も同時に盗まれていたことが判明したと発表した。盗まれた書類は予約時に使用していたもので、顧客の住所や氏名、生年月日、電話番号などが含まれる。うち11枚には銀行口座番号も記載されていたという。

9月21日未明に盗難の被害を受けた店舗は、「ソフトバンク 九条」(大阪市西区)、「ソフトバンク 大久保インター」(神戸市西区)、「ソフトバンク 高槻市役所前」(大阪府高槻市)、「ソフトバンク 浜甲子園」(兵庫県西宮市)の4店舗。このうち、浜甲子園の店舗は未遂に終わっており、端末や書類の盗難はなし。高槻市役所前の店舗もiPhone 4Sのデモ機1台が盗まれただけだった。

大きな被害を受けたのは、九条と大久保インターの店舗。両店舗で盗まれた端末は「iPhone 5」が145台、「モバイルWi-Fiルーター」が41台、「デジタルフォトフレーム」が14台、「みまもりケータイ」が5台の合計205台。盗まれた書類149枚の内訳は九条が147枚、大久保インターが2枚で、銀行口座番号を含んだ書類が盗まれたのも九条の店舗になる。

各店舗は防犯システムを完備し、施錠した場所で端末と書類を厳重に管理していたが、被害を受けた。各店舗は地元警察署に被害届を提出済み。24日時点で端末と書類は見つかっていないが、現時点で個人情報が悪用された事実は確認できていないという。対象顧客には個別に連絡して謝罪する。またソフトバンクモバイルは再発を防ぐため、防犯と情報管理体制の一層の強化を全店舗に指示したという。

(日経コミュニケーション 榊原康)

[ITpro2012年9月24日掲載]

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