スマホによる「街コン」支援システム、ブリリアントが提供
ブリリアントサービスは2012年8月20日、近距離無線通信規格のNFCに対応したAndroid(アンドロイド)スマートフォンとクラウドサービスを組み合せた街コン向けシステム「NFCで街コンつく~る(NFC街コン)」の提供を始めたと発表した。
街コンは、参加者が商店街の飲食店を回り、出会いを楽しむイベント。街おこしイベントとして地方の商店街などが開催している。「今や全国都道府県で一斉に広がったこの活動モデルでは、参加者の顧客情報を取り扱う情報管理の不十分という課題や、また、一部の店舗への参加者の偏りによるイベント当日の各店舗の混雑状況の平準化などの課題も存在している」(ブリリアントサービス)。
NFC街コンでは、参加者情報をクラウドで管理し、NFCで入退店情報を取得することにより、リアルタイムで人の流れを把握できる。具体的にはイベントスタッフが持つNFC対応のAndroidスマートフォンで、参加者のICチップ付きリストバンドにタッチすることで入退店をチェック。リアルタイムに全店舗の席数状況を表示できるという。
すでに、横浜市の濱コン事務局が2012年8月17日に開催した「第1回濱コン・Under30」でプレリリースとしてシステムを提供した。9月8日に開催される「第6回濱コン@関内」で正式リリースを行う予定。
利用料金は1日50万円から。Androidスマートフォンの貸し出しも行う。
(ITpro 高橋信頼)
[ITpro 2012年8月21日掲載]