JR信越線、廃線区間11キロで架線など盗難 被害100万円超
長野新幹線開業に伴い1997年に廃線となったJR信越線の横川(群馬県安中市)―軽井沢(長野県軽井沢町)間で、上下線合わせて約11キロにわたり架線の銅線や通信ケーブルが切断され、盗まれていたことが8日、分かった。
被害額は100万円を超すとみられ、廃線を所有、管理する安中市は安中署に被害届を出す。
市によると、両駅間にある複数のトンネル内などから盗まれており、碓氷峠交流記念財団の職員が4月下旬、除草作業のために訪れて見つけた。
小林史夫安中市商工観光課長(59)は「大切な鉄道遺産が盗まれて残念」とコメントした。〔共同〕