エルピーダ元株主、坂本社長らに損害賠償請求
会社更生手続き中の半導体大手エルピーダメモリの元株主が、坂本幸雄社長らを相手に損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こしたことが、14日までにわかった。請求した賠償金額は約1億1500万円。元株主は、同社が経営破綻の直前に資金調達策を発表したのは不当などとしている。坂本社長は「訴状を見ておらず、コメントできない」としている。
同社は2012年2月27日に会社更生法の適用を申請した。直前の2月23日には、資本増強に備えた定款変更を決議する臨時株主総会を3月末に開くと発表していた。訴えた元株主7人は、坂本氏らが経営破綻が予見できたのに会社が存続するようにみせかけたとしている。