ミャンマーで日本製品展示会 106社が参加
【ヤンゴン=高橋徹】ミャンマーの最大都市ヤンゴンで9日、日本企業の製品を紹介する大型展示会が開幕した。自動車や家電、食品など幅広い業種が参加し初開催だった昨年の2.5倍の106社が出展した。
トヨタ自動車や東芝、キヤノン、資生堂、キッコーマンなどが出展した。主催した日本貿易振興機構(ジェトロ)は、11日までの3日間で昨年を大幅に上回る2万~3万人の来場を見込む。
来場した自営業のウィン・チーさん(43)は「停電が多いが、自家発電機は燃料代がかかる」とし太陽電池パネルの展示に見入っていた。一般家庭向け小型エレベーターを出展した電機大手の担当者は「富裕層が関心を示している」と話した。
ミャンマーは欧米の経済制裁が段階的に緩和されたうえ、外資参入の条件を定めた「改正外国投資法」も1月末に施行し、人口6200万人の有望市場に日本企業の関心が高まっている。