マクドナルド、500円バーガーで売上高連続プラス
日本マクドナルドホールディングス(HD)が8日発表した6月の既存店売上高は、前年同月比1%増となった。同社は5月、ハンバーガーの値上げなどの価格改定効果で、既存店売上高が0.5%増と14カ月ぶりのプラスに転じており、前年実績を上回るのは2カ月連続。6月24日から全国で販売を始めた500円前後の高価格ハンバーガーが好調で、既存店売上高を押し上げた。

6月の客単価も3.8%増と2カ月連続で増加。発売時点では同社で過去最高の価格だった「クォーターパウンダー BLT」(520~570円)などの2商品が寄与した。2商品の発売までは客数を増やす目玉商品が乏しかったこともあり、客数は2.7%減と2カ月連続で減少した。
7月6日に1日限定で全国で販売した、価格が1000円の「クォーターパウンダー ゴールドリング」は数量上限の30万個を売り切った。今月13日と20日にも違う種類の1000円バーガーを販売する予定。かき入れ時となる7~8月はやや減少している客数の引き上げが課題になっており、話題性のある商品で客数増を狙う。