地方創生の人材、ネットで公募 鹿児島県長島町
ビズリーチのサービス活用
鹿児島県長島町は地方創生に取り組む外部人材をインターネットで全国から公募する。井上貴至副町長が4日、東京都内で発表した。人材サービスのビズリーチ(東京・渋谷)の協力を得て、24職種について12月1日まで募集する。町長から委嘱された人は最長3年間、町役場の嘱託職員になってもらう。

ビズリーチの無料採用サービス「スタンバイ・カンパニー」を利用する。農水産物など特産品を販売できる人材、観光に詳しく旅行業界などと連携できる人材、バイオマス(生物資源)化のための人材、就農希望者に町の魅力を伝え農業を指導できる人材などを募る。
井上氏は総務省から4月に長島町へ派遣され、7月に地方創生担当の副町長に就いた。長島町は8月に「長島人口ビジョン・長島版総合戦略」を策定し、安定した雇用創出、新しい人の流れの創出、時代に合った地域づくりなどの基本目標を掲げた。実現のため、総務省の「地域おこし協力隊」の制度を活用し幅広く人材を集める。