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魚も野菜も持続可能に 資源保護策、生み出せる
次代に伝えたい(3)
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鹿児島市のいおワールドかごしま水族館に「沈黙の海」と題した縦横1メートル強の水槽がある。魚はいない。傍らには人間の独善を戒める詩が掲げられている。展示課の久保信隆主幹(49)は「人間が自分のことしか考えていなかったら、生物はいなくなることに警鐘を鳴らしたかった」と話す。
マグロ8割消費
資源の持続可能性を考える最も身近な題材は太平洋クロマグロだろう。「黒いダイヤ」と呼ばれる高級魚で日本は漁獲量の...